読了(孤狼の血)柚月裕子
★孤狼の血 警察小説とヤクザ小説の融合 映画にもなっています 主人公は刑事なりたての日岡 舞台は、広島の呉原東署 上司・大上は、二課・暴力団係の捜査員として、抜群の実績がある 大上は「ニ課のけじめはヤクザと同じ」と悪徳刑事との噂 呉原は、老舗の尾谷組と新興組織の加古村組のせめぎ合いあり 攻防中、大... 続きをみる
読書日記、たまに暮しを綴ります
★孤狼の血 警察小説とヤクザ小説の融合 映画にもなっています 主人公は刑事なりたての日岡 舞台は、広島の呉原東署 上司・大上は、二課・暴力団係の捜査員として、抜群の実績がある 大上は「ニ課のけじめはヤクザと同じ」と悪徳刑事との噂 呉原は、老舗の尾谷組と新興組織の加古村組のせめぎ合いあり 攻防中、大... 続きをみる
★凶犬の眼 悪徳刑事・大上のバディ、日岡 日岡は大上の薫陶を受け、清濁併せ呑む刑事になった 日岡は、県警内部の不正を大上が書いたノートを保管 日岡は、県警上層部の反感を買い、県北の駐在所に左遷 一方、暴力団抗争で、明石組と心和会が対立 明石組のトップを暗殺した首謀者は、心和会の国光 国光は、警察や... 続きをみる
★検事の本懐 佐方シリーズ ヤメ検弁護士・佐方貞人 検事時代の五話 ●一話、樹を見る 連続放火事件17件発生 13件目は三人の犠牲者(死亡)発生だが、他は同じ手口 警察捜査では同一犯とみられたが、佐方が13件目の犯人を捜査 警察内部の権力闘争も詳しく描かれてます ●二話、罪を押す ここ10年ほど、... 続きをみる
★臨床真理 デビュー作 精神科医の美帆が、主人公 文字や数字が色に見えたり、味覚を形で感じたりする人間がいる その能力を持っている人間を共感覚保有者と呼ぶ 例えば、真実を話していると白、嘘なら赤等 美帆が受け持った患者・司は共感覚により、声を色彩で感じれる能力を持つ 司は、同じ福祉施設で暮らしてい... 続きをみる
★レインコートを着た犬 月船町シリーズ三部作 月舟シネマを去ったマスターがおいていった犬、ジャンゴ目線の犬語り ジャンゴは密かに「笑う犬」にあこがれている ジャンゴは、今の飼い主(直さん)の言葉を小難しく言い回したり、自分の脳の記憶容量の少なさを嘆いたり、 不要だと思っているレインコートをプレゼン... 続きをみる
★なにごともなく、晴天。 疲れたら、吉田さんを読む、、 女性に人気らしいです 処方箋のようだと、、 作者は、男性に思えない文体で、不思議にサクサク読めます 懐かしい職業も沢山出てきます 内容は、リアルなら絶対に資本主義に駆逐されるだろうけど、、 高架下の店舗・住宅に住むB子こと美子が主人公 ... 続きをみる
★最後の証人 作者の描く男たち(本作品では佐方貞人)は、誇り高く、誠実で、潔く、魅力的 そして、世の中に希望を見出そうとする人たちです 読み終わった読者が少しでも元気になれる作品、だから人気なんですね 今回、主人公・佐方貞人(検察官)が、検察を辞めて弁護士になった後の話 息子を交通事故で亡くした両... 続きをみる
★チェーン・ポイズン 違う時間軸で、女性と記者の様子が、交互に進む話(ミステリ) 最後、同一人物だと読ませていた女性は、実は別人の二人だとわかる 叙述トリックで読み手を欺く仕立て 物語は、自殺願望の女性が、「その自殺一年待ってもらえませんか」 「一年後には楽に死ねる薬を送ります それまで生命保... 続きをみる
★有吉佐和子ベストエッセイ 紀州生まれ外国育ち(インドネシア)、53歳で亡くなる 歴史や社会問題、伝統芸能、人々の心の機微など、多岐にわたるエッセイ 創作に疲れると日本から離れ、美への探求、好奇心、行動力にあふれる様子がこれでもかと出てきます 文章が上手いから飽きません ●中国レポート、解放後、中... 続きをみる
★ちぎれ雲 五 シリーズ五 女たちが群がる美丈夫、麗門愛之助が主人公 愛之助は、旗本の次男坊、剣の達人 兄は北町奉行 前回は、愛之助たちの活躍により、煬帝一派の将軍吉宗暗殺は阻止された しかし、肝心の煬帝は禁書「徳川申命記」を持ったまま、京へ 吉宗の命を受けた老中本多忠良は、煬帝討伐と禁書奪還を愛... 続きをみる
★晴れときどき涙雨 エッセイ集 銀二貫・あきない世傅 金と銀・みをつくし料理帖・あい 永遠に在り・出世花・ふるさと銀河線 軌道春秋が人気です 司法試験を何度か受験しながら、やがて漫画原作者(川富士立夏)デビューし、小説家(髙田郁)に どんな経験をし、何を考え、どう変わったのか 人生はままになら... 続きをみる
★検事の死命 「盤上の向日葵」が本屋大賞2位 佐方貞人シリーズ「最後の証人」「検事の本懐」の3作目、人気です 大阪地検での元検事幹部の不祥事、また少し前には裏金事件での不透明な起訴、不起訴問題が話題になる中、 秋霜烈日(検事のバッジ)精神、検事の正義(使命=死命)を書いた作品 四話目の公判部編が怒... 続きをみる
★買い物とわたし お買い物エッセイ 2014~15年執筆(文春)のため、紹介されたアイテムは古いですが、 しかし、作者は、買ったもののあまり気に入ってはないものも多い 気に入って買ったはずなのに、失敗も多い、失敗から学ぶ でも、その中で愛用品に出会い、心身ともに楽しんでいる様子もあり、、 ●林真理... 続きをみる
★ぼくが生きてる、ふたつの世界 吉沢亮主演映画「僕が生きている、ふたつの世界」の原作 耳の聴こえない、あるいは聴こえにくい親に育てられた子どもは※「コーダ」と呼ばれる ※Children of Deaf Adultsの頭文字をとって「CODA」と表記 聴こえない母と、聴こえる僕(作者)の人生が書か... 続きをみる
★青い壺 美とは、うつくしさとは 青い壺(青磁)通じ、日常に命題を問いかける物語 言葉・会話・文脈に品が感じられました 最近の書店でも人気みたい 茶道をたしなみ、和服を好み、歌舞伎と日本文化に関わる作者が、自身にも問いかけています 「一の糸」で古典芸能 「非色」で人種差別 「恍惚の人」で老人問題 ... 続きをみる
★灰かぶりの夕海 東日本大震災の後、東海・関西・四国・九州をマグニチュード9が発生、その後津波や富士山噴火という特殊設定 その中で、起こるミステリ 「運よく難を逃れた」首相が、法令にない「非常事態宣言」し、静岡山梨神奈川埼玉東京の民に避難指示を発令 これに対し、被災地で生き延びた野党議員は「棄民宣... 続きをみる
★雑賀衆のいくさ姫 紀伊の雑賀衆(金銭で戦いをする、傭兵)の姫・鶴は戦いではなく、世界中の商いで金銭を得ようとしていた 鶴は、破損した南蛮船を修理し造った戦姫丸で商いに出かけようとしたが、 日本を狙う明国の大海賊・林鳳に、鶴は毛利・大友・島津・雑賀衆と共に対決する 水軍オールスターのそろい踏み 織... 続きをみる
★桜の下で待っている 主人公たちの共通点は、みな電車にのって東北へ向かうところ 作者は東日本大震災の時、東北を旅していたと 花モチーフを兼ねながらとその土地の名所も案内されてます 1.モッコウバラのワンピース 千葉に住む大学生の智也が、宇都宮郊外に住む一人暮らしの祖母を訪ねる 祖母は五十代で旅先の... 続きをみる
★明日のことは知らず 髪結い伊三次捕物余話 シリーズ12作目 時代小説は現代にも通じる だから人気がありますね 廻り髪結いで同心の小者と、伊三次の女房・日本橋の芸者・お文が中心 二人の何気ない会話がよかった〜 お文さんのタンカもかっこいいです 伊三次とお文の娘・お吉は「口のうまさ... 続きをみる
★奥州狼狩奉行始末 角川春樹小説賞 作者は、IT企業に勤務しながら小説を書き始めたそうです 藤沢周平の本にはまり、時代小説を書いてみたいと思ったと 物語は、馬産(馬の生産)を営んで、「狼害」に悩む奥州の小藩が舞台 主人公・岩泉亮介は、馬を狼から守る「狼狩奉行」のお役目を引き受ける 父は3年前崖か... 続きをみる
★怨霊の日本史 怨霊、歌川国芳の讃岐の国に流刑になった崇徳天皇が有名です 古代から鎌倉幕府が成立する12世紀までは、最初は天皇が優勢、次第に藤原氏(貴族)が権力を握り、鎌倉時代以降は武家社会に 鎌倉時代までは呪術政治(信仰、言霊、ケガレ、怨霊)が基本的 怨霊は、不幸・恨み・不本意な死に方をした人間... 続きをみる
★ニーチェ「超」入門 生きるための哲学 ニーチェに対する一般的なイメージをくつがえす作品 若い人向けかも 聖書をよく理解した人や、プラトンやソクラテス哲学の抽象性を前提にしないと難解だが、ニーチェの根本姿勢は、人生の肯定だ ●人生において必要なのは知識より、洞察だ 洞察は正体を見破る力を持っている... 続きをみる
★スピリチュアルズ 「わたし」の謎 心理学の性格診断を信用していなかった作者が、考えを改めることになってまとめたもの 「言ってはいけない」本が人気です アメリカ大統領選、トランプ勝利、SNSのビッグデータをAIに読み込ませ、有権者のパーソナリティが分析できたと ●パーソナリティは、意識でなく、無意... 続きをみる
★えほんとりっぷ ふわはねさん、1年半かけて、絵本と人に出会える場所へ足を運び作成 本だけでなく、おもちゃや絵イラスト、カフェやパン屋やスイーツも併設、語らいの場所もありました 同じようなお店はひとつもなく、店主のこだわりや、心地よく過ごしてもらえる工夫が沢山ありました 本屋さんは不思議な包容力が... 続きをみる
★銀座で一番小さな書店 銀座で一冊の本を売る森岡書店代表 ●開店当初、本の説明しながら「似顔絵」を書いて販売 ●帝国ホテル設計のフランク・ロイド・ライト 愛人・子供と暮らした建物に、使用人が殺人放火、その後来日 帝国ホテルとライトには次第に軋轢が生じ、完成する前にライトは帰国 ●銀座のいちごショー... 続きをみる
★心配事の9割は起こらない 住職・庭園デザイナー・教授 心配の先取りはしないこと 悩むより動く(その方がうまくいく) 人と比べない(妄想の9割はこれで消える) 前向きに受け取る(幸せかどうかは、あなたが決める) お先にどうぞ(求めない、あせらない、こだわらない) 朝を大切に(心に余裕をつくる) 余... 続きをみる
★読みの整理学 アルファ読み(既知)とベーター読み(未知)を外山先生が整理 例としてモモタロウ解釈 アルファ読みは、文章そのままの解釈 ベーター読みは、おばあさんが川でひろう流れてくるモモは若い女性=地方近隣のモモは虚弱児(近親結婚)につながるので、遠い地域からモモをもらうと強い子が生まれるの解釈... 続きをみる
★老虎残夢 江戸川乱歩賞受賞作 筆名は敬愛するアメリカの伝説的ギタリスト、フランク・ザッパ(雑派)から取ったという 中国・宋の時代 宋は、960年に建国 1127年、女真族の金に攻められ、華北を失い、宋の皇族は、金に連行される 以後、北宋・南宋になるが、本作では宋 後鳥羽上皇から鎌倉幕府から北条執... 続きをみる
★あのこは貴族 タイトルから女同士のマウンティングや格差の話に思えましたが、、 自分と向き合う話でした 東京生まれの華子と、地方生まれの美紀 華子は、渋谷松濤に実家、ミッション系エスカレーター式の女子大出身 何不自由なく暮らしているが、結婚相手を探すうちに自分と同じクラスの人間としかつきあえない... 続きをみる
★神様ゲーム 麻耶ワールド、ミステリ 神様シリーズ 表紙につられて読みました 主人公10歳の芳雄 芳雄が住んでいる町で、連続猫殺し事件発生 芳雄は仲間の探偵団達と事件解決しようとしていた もう一方で、謎の転校生・鈴木は芳雄に自分は神様と言いながら、猫殺しの犯人を言い当てる 神様・鈴木は世の中のこと... 続きをみる
★この世の花 徳川譜代の名門、七千石の旗本・兼続の妾(3番目)の娘・花が主人公 母子共に、兼続に愛されていたが、正妻や他の妾から妬まれ、虐げられていた 兼続が大坂に留守中、病死?毒殺?された母 それからの花に対する正妻や他の妾、その子供達、使用人のイジメに耐え続けた一話 作者にしては珍しく女性が... 続きをみる
★もふもふふわふわ 動物癒しアンソロジー ●水曜日のアクアリウム CMプランナーの宮森は、提案した企画案が採用されず、スランプ中 同僚の有村がそんな宮森を癒すため、趣味のアクアリウムと手製料理で元気づける ●春夏冬珈琲店 秋がないから、あきない珈琲店、いつまで飽きない珈琲をと 大学時代の先輩が経... 続きをみる
★人面瘡探偵 相続鑑定士・三津木六兵(ヒョウロク)の右肩には、ジンさんという人面瘡が寄生している 人面瘡(ジンさん)はヒョウロクが5歳の時、崖から転落してできた傷口がある日しゃべりだしたという それはヒョウロクくんだけの思い込み?無意識?潜在意識?のような相棒 他人から見ると、ただのこぶ ヒョウ... 続きをみる
★禁断の魔術 ガリレオ、湯川(物理学者)シリーズ 湯川の後輩、高校の物理研究会の古芝伸吾は、両親を亡くし、育ててくれた姉が亡くなり大学中退、町工場で働いていた その後、フリーライターが殺害されたことで、代議士と姉の関係が明らかに 代議士は、最先端の科学技術を扱う研究所の集結場所、テクノポリスの... 続きをみる
★おばちゃんたちのいるところ 昔話(怪談・落語・歌舞伎・戯曲)をモチーフに、新しい世界観や転換を試みた作品 最新を生きるは、恩恵を感じながら、余白がないことを感じさせ、現状を受け入れさせると 目の前のしこりやモヤっとする気持ちを自分個人の責任ととらえ、諦めかける そんな気持ちを蹴散らし、ままになら... 続きをみる
★幻想商店街 あの世と結ぶ、世界のヘソ商店街 そんな中、商店街立ち退きと小学校廃校の話が出る 商店街の子・ホタルは、いろいろな人・幽霊の手を借りて、立ち退きと廃校をやめさせる いろいろな人・幽霊の発想が面白かった ●夜中に商店街通りの交差点に現れるアカリさんには悩みが ●亡くなった人は、転生辞令が... 続きをみる
★ラスト・ヴォイス 行動心理捜査官 刑事・楯岡絵麻(行動心理捜査官)は、常人なら見逃すマイクロジェスチャーを捕らえる、並外れた洞察力と動体視力持つ ●マイクロジェスチャー 完全な嘘は難しい、無意識に身体が反応するからだ 例として、本人はうなずいても、直前にあごを引いて肯定する 逆に本人が顔を横に... 続きをみる
★今夜は眠れない 人は、五億円を手にしたら、 どうなるか大騒ぎの顛末を書いた作品 ばらばらになった家族が、絆を取り戻し再生する話 いろいろ展開ある中で、最後はほっこりする宮部ミステリ 主人公は中一の緒方雅男 東京下町の中古マンションで、両親と三人暮らし 母親の聡子が、若い頃命を救った人物(澤村)か... 続きをみる
★魔法使ひ 戦後、焼け跡ミステリ 青森の闇市、香具師の親分・江藤に双子の娘 姉は奔放、妹は内気 ▲香具師の三大憲法 バヒハルナは、売上ごまかすな タレコムナは、警察を介入させない バシタトルナは、仲間の妻を寝取るな 1.恋がたき 妹が恋する男・健吾は、父・江藤の怒りを買って、半殺しにあい、蔵に閉じ... 続きをみる
★スパイシーな鯛 ゆうれい居酒屋 新小岩の商店街の路地裏に「米屋」という居酒屋がある 米田秋穂は、亡くなった夫・正美が釣り好きで始めた店を継いだ カウンター7席だが、常連さんに支えられている 米屋に新規で訪れるお客さんが、秋穂の料理と言葉に勇気をもらい前を進む物語 そのお客さんが、後日米屋を訪れる... 続きをみる
★夏休みの空欄探し 推理小説を軸に、日常に潜む謎やトリックを書き続き、青春のきらめきを爽やかに描く作者 高校2年生の成田頼伸(ライ)が一人称(僕)で物語が進みます 謎解きも沢山、説明がなければ、さっぱり理解できませんでした 謎解きの答えは、ある瞬間に降りてくるそう 物語は、クイズ研究会の成田頼伸... 続きをみる
★魔女裁判の弁護人 作者は金沢在住、精神科医 16世紀、魔女裁判の弁護人・法学の元大学教授ローゼンの物語 精神科医視線が組み込まれたミステリ 魔女と悪魔が結末が面白かった ●悪魔と契約した魔女、バーゼル公会議から法的な整備が進められ、15世紀後半から末、魔女裁判で処刑された者は3000人を超えた ... 続きをみる
★小隊 作者は、自衛官を経て地方公務員 22年、芥川賞受賞 小隊はマンガにもなりました ロシア軍が北海道釧路付近に上陸 自衛隊3等陸尉の安達は、小隊を率いて任務につく ●自衛隊は、陸と海と空、陸上の場合↓ 1.将(陸上幕僚長、陸将) 2.1等陸佐 3.2等陸佐 4.3等陸佐 5.1等陸尉... 続きをみる
★変身写真館 変身希望を叶えてくれる写真館のプルミエール 訪れる女性達の思いと、変身の様子(化粧、衣装、写真撮影)を描いています 変身願望にまつわる思いは、人それぞれ どれも派手さはないけど、わかりやすかったです サクサク読める作品 1.夫の浮気が元で離婚、職場にも離婚を知らされているので、弱音を... 続きをみる
★世界でいちばん透きとおった物語 新人作家・藤阪燈真に、コンビ作家(翠川双輔と菊谷博和)の菊間が死去したため、未完の作品「刹導線の少女」の解決作品(4作目)の依頼があった 発表されていたのは、 1作目は、女子高生の松野弥生が、アパートの勉強部屋に「先生=小渕沢」を匿い、浴室で殺害 2作目は、別アパ... 続きをみる
★南町番外同心 若様危うし 南町番外同心・若様は、師父の玄真のもとで修行した僧(拳法に秀でる)、御三卿清水家初代徳川重好の子 若様は、兄弟弟子・玄妙(悪役)が武州の住職となり、悪事をやめさせるため、武州に旅立つ そこには若様を捕らえようと、悪しき旗本(本多弥平太)と後妻・千勢(玄妙の姉)が待ち構え... 続きをみる
★サロメ 世紀末、イギリスの産んだグロテスクな二人? オスカー・ワイルドとオーブリー・ピアズリーのサロメを扱った作品 発端は現代のロンドン、ワイルド研究家がピアズリー研究家に新発見のサロメの絵を見せる サロメが、預言者ヨハネの生首に接吻する絵が、生首の顔が違っていたという謎 そこから19世紀のロン... 続きをみる
★呪い禍 古道具屋・皆塵堂 運の良し悪しと、幽霊の話 運悪く15年勤めた修行先をやめることになった麻四郎 途方にくれ、知り合いの紹介で、古道具屋の皆塵堂で働くことに 小さな不運と怪異騒ぎが続いた時、麻四郎の家には代々受け継がれる因縁があり、それが不運続きに繋がっているというが、、 実は代々続く不運... 続きをみる
★最後の大君 作者フィッツジェラルドは、44歳の若さで亡くなる 死因は、積年のアルコール依存症による心臓発作か? 作品は、創作メモ(ノート)を含む未完の遺作を、フィッツジェラルドの友人、エドマン・ウィルソンが物語に完成させる 村上春樹が翻訳 フィッツジェラルドはグレート・ギャッツビーが高く評価さ... 続きをみる
★小泉セツの生涯 ハーンの再話した怪談は、女性の情念への恐怖が丹念に描かれていると 耳無し芳一、雪女、牡丹燈籠がその例だ セツは、松江藩の家臣・小泉家に生まれた セツの母方の祖父は家老、よろしくない殿様に陰腹を切って諫言したという 明治時代になり困窮 セツは小学校を中退 小泉家と養家・稲垣家の働き... 続きをみる
★相続始末記 相続にまつわる話 ●函館に住んでいるフクミ 姉の舞子から、父が心臓発作で入院したと しかし、入院直後、父が亡くなる 相続の手続きのため、戸籍謄本を確認、父は離婚歴があり、母違いの兄が二人いることが判明、驚く フクミと姉の舞子は、遺産相続権を持つ兄たち(仙台と東京)に会いにいく ●仙台... 続きをみる
★お茶漬けざむらい 作者は、編み物作家でもあり、小説「編み物ざむらい」の作品もあります 妹尾未明は、味覚の良さしか、取柄がない若い武士 それを生かし「お茶漬け」で、人々の心のこわばりをほぐし、「お茶漬けざむらい」と呼ばれるという話 未明は、緊張すると、身体がこわばるため、お茶漬けを食べて身体をゆる... 続きをみる
★ミャンマー、優しい市民はなぜ武器を手にしたのか NLD(国民民主連盟)スーチー氏リーダー 国軍が不当に政権を奪った もともと、軍の独裁体制で長年苦しんだが、8888運動後(1888年)選挙で、NLDが圧勝、だが軍は認めず ●クーデターで軍による体制に ひとつは、軍の思想、軍はイギリスからの独立以... 続きをみる
★神様の裏の顔 作者は、元お笑い芸人 サプライズ、ホラー、ブラック、笑いをミックスしたミステリ 一人の語り手が、次々とバトンタッチして物語が進みます 通夜のシーン、弔問客が大勢参列、涙を流しているところから始まります 68歳で急逝した坪井誠造は、教え子達に慕われる人格者(神様と) 定年退職後は、... 続きをみる
★東京藝大 仏さま研究室 自分達のセンスで創造するのでなく、先人達の作品を模倣し、修復する若者達の話 舞台は東京藝大の通称「仏さま研究室」 同研究室の修士二年を迎える四人の若者達は、模刻が当時どのように制作されたか調査・研究、当時の古典技法を用いて再現する ●まひるの場合 模刻する対象があるお寺探... 続きをみる
★インド残酷物語 残酷なカースト制度や、理不尽な変化にひるまず生きる民の強さを、社会人類学者が語る 過酷な状況におけるたくましさ=レジリエンスの重要性が、超格差社会を生き抜く新しい強さだと ●金を貸すこと(貸せること)が他人から信用されている この依存関係がインドを深く知る鍵 ●私たち貧乏人は、金... 続きをみる
★舞台! アンソロジー 舞台をテーマした五話 ●ここにいるぼくら 近藤史恵 役者やスタッフは観客に非日常を見せるため、ストックな日常を送る 舞台は誰かの努力と不思議な縁で繋がっている 34歳の俳優・琴平が、二・五次元舞台に前作の出演者の降板で役を引き受ける 「キャス変」で波紋を呼び動揺しながら役に... 続きをみる
★「嫌われ者」の正体 キャッチーなタイトル 一定の支持を得ていると同時に、アンチも多い登場人物達の話 ●玉川徹、テレビ朝日の羽鳥さんのモーニングショーのコメンテーター ●西野亮廣、吉本の芸人から、えんとつ町のバベルの作者 ●ガーシー、ユーチューバーで議員→逮捕 ●旧統一教会、2022年ま... 続きをみる
★珈琲屋の人々 シリーズ6作目 「珈琲屋」という名の喫茶店を営む行介と訪れる人々の物語 行介は義憤にかられて人を殺めてしまい、服役していたという過去がある 出所後、父親が営んでいた店を継いだ 行介 行介を昔と変わらず受け入れたのが、幼なじみで、商店街で「アルル」という洋品店を営む島木と、「蕎麦屋」... 続きをみる
★ペルソナ 脳に潜む闇 自叙伝的な作品 わたしのペルソナ(他者に対峙するときに現れる自己の外的側面)は、わたしがそう演じている役である 他者が、わたしだと思っているものは、わたしではない 一時的に、そういう側面を見て取ってもらっているだけのことである と 人間関係が苦手だった作者が「脳」... 続きをみる
★逆境 大正初期の刑事もの 主人公は生一本のまじめな感じの若手刑事・虎里武蔵 それなりに実績を上げてきて、本庁に所属 東京青梅の少女絞殺事件では、嫌疑者死亡につき、捜査終了となった しかし、武蔵は納得せず、自分で事件を調べて行きます ●上層部への偽りの報告とか、子供が殺された親がいるのに、宴会と... 続きをみる
★23時の喫茶店 伊織は、人の感情が色で見える共感覚の持ち主 色の関係で美大生になったが、バイトに明け暮れ、将来に不安を抱く毎日だった ある日、喫茶店アルデバランの店主・透子に会った伊織 アルデバランは牡牛座のアルファ星の名前、アラビア語では後に続くものと言う意味 アルデバランは、23時から特別な... 続きをみる
★本心 2040年代の話 「自由死」を望んでいた母の真実を求めてVF(バーチャルフィギュア)を作成する僕・朔也 AIの発展、格差の拡大、安楽死等の深刻な問題を盛りこんでいます 他方、「死生観」「恋愛観」「自由と平等」「自己と他者」といった命題もあり、サクサク読めました 東京新聞に連載、映画化もされ... 続きをみる
★女のいない男たち 短編小説6篇 モチーフは、タイトル通り、六人の男性が語る 村上ワールド、創作だけど、実例があるような、そんな印象を持ちました ●ドライブ・マイ・カー 舞台俳優の家福は、妻が病死したが、浮気をしていた 家福は見て見ぬふりをしたが、亡くなってしばらくしてから、浮気相手の高槻と友... 続きをみる
★玉の輿猫 お江戸獣医師の凌雲、腕は確かだが、無愛想 しっかりもので動物好きな妻・お美津 二人が営む動物専門の養生所「毛玉堂」で動物と人の絆を描いた5篇 ○玉の輿猫 おんぼろ長屋で仕立て物で生計をたてていた千紗 大店の主人と出会い、年増の玉の輿として嫁ぐ 長屋暮らしから飼っていた白猫(白猫)が元気... 続きをみる
★女ふたり、となり暮らし 北海道から東京で一人暮らしをしているOLの京子 ある夜、京子は、隣に住む女子高生の百合から突然「角煮を食べませんか?」と声をかけられ、それがきっかけで、一緒に夕飯を食べたり、出かけたりするようになる クールな社会人女子の京子と、激情型JKの百合は、実は似たような家庭事情だ... 続きをみる
★夏休みの殺し屋 人知れず副業で殺し屋家業を営む、 富澤充と鴻池知栄 本職は 富澤は、経営コンサルタント 知栄は、通販業 富澤は、仲介者二人を通し仕事を引き受ける 知栄は、通販で高額な商品「幸せな宝石」を通して仕事を受ける 二人とも依頼を受けてから、相手を調べ納得し実行、その後それぞれの相棒達に謎... 続きをみる
★偽葬家の一族 ホラー小説ですが、家族をテーマに描かれてます 子供の頃、母と兄と三人で入水した恭二 後から、母が怪異から、二人の子供を助けるための命がけだった行動だと判明 恭二は生き延びたが、大人になり、生活が苦しくなり、怪しいバイトに手を出した 怪異により、山に生き埋めにされたところ、間一髪助け... 続きをみる
★貸し物屋お庸、謎解き帖 貸し物屋は、現代のレンタルショップのようなもの 「無いものはない」と評判の貸し物屋・湊屋両国店の店主は、庸 口は悪いが気風の良さと優しさ、行動力でお客の難題、謎を見抜いて行動する江戸娘 登場人物が面白いです 庸は生まれてすぐ亡くなった姉の霊も感じることができる 浅草の住職... 続きをみる
★サンドの女、三人屋 三姉妹が営む「三人屋」 次女が朝から昼まで自家製の玉子サンドイッチを、夜は長女がスナックを、三女はうどん屋から会社員に変わった 長女が登場率多く、キャラも含め、その発言は作者の代弁のような感じでした スナック「三人屋」には ゲイバーの青年(近くの豆腐屋の主人が、二丁目から... 続きをみる
★にゃんずトラベラー 子猫の茶々は、飼い主の千代が、海外出張する間、京都の両親の家に預けられた 両親の家は、いなり寿司や「招きネコ屋」だ 先住猫の影丸と、近くの伏見稲荷の鳥居を散策中、白いキツネが現れ、ついていくと、40年前の京都にタイムスリップしていた 仲間の猫、人間達との出会いと冒険と交流を、... 続きをみる
★龍ノ国幻想8 幻想の建国ファンタジー 海に浮かぶ央大地は、一原八洲からなる 原は、龍ノ原、龍が飛翔する 龍は、皇尊に危険を知らせ、助言をするという そして、皇尊の一族の女たちは、龍の声を聞く力を持つ 皇尊が空位となれば、龍が不安がり、雨が止まず、空位が四年におよべば、天変地異が起こり、一原八洲全... 続きをみる
★墓じまいラプソディ 社会問題に敏感に対応する作者 墓を代々長男等が継ぐ、結婚し苗字が変わった長女等が継ぐや 選択的夫婦別姓、妻が嫁ぎ先の墓に入らず、樹木葬遺言や 死後離婚(相続関係なし)など 時折、家族問題を絡ませ、サクサク読めました 途中、大手金融をやめ、田舎の住職(40代女性)になった墓解説... 続きをみる
★老人の壁 二人の対談のポイントは、 ・機嫌よくしよう ・新しい事、好きな事して、生まれ変わる快感を得よう ・忘れる楽しみ持とう ・介護は空気で、状況に応じて、自宅→施設あり ・薬は飲むな ・余白(余裕?)を持つ その他、印象的な箇所は、 ●90歳のおじいちゃんが、死にたくないって嘆い... 続きをみる
★猫も歩けば文豪にあたる 文豪の二人 夏目漱石と内田百閒、それぞれの名作、「吾輩は猫である」「ノラや」の誕生を描いた二つの物語 フィクションですが、本当にこうして物語ができたのかなと思わされ、面白かったです ●夏目家どろぼう綺談 夏目金之助宅(夏目漱石)に盗みに入った少年・ロク 金之助に見つかって... 続きをみる
★貸本屋おせん 2023年本屋大賞にノミネート 大河ドラマ「べらぼう」にも出てくる貸本屋 江戸時代に見料を取って本を貸し出す商売 高荷を背負って、好みそうな本を見繕って貸し出しする 主人公のおせんは、長屋に住んで貸本屋を営む24歳の娘 おせんは、不幸の生い立ちだが、いい意味の図太さで、七転び八起き... 続きをみる
★パスファインダー・カイト パスファインダー(先導者、開拓者)から、自然案内人(ネイチャー・パスファインダー)の速水櫂人(カイト) 日本のトビは、英語名ブラックカイト 速水櫂人(カイト)は、自然保護NPOに中途入社 前職は、特別職国家公務員 自衛官、航空自衛隊、航空救難団所属 天候や場所を問わず、... 続きをみる
★怖いはなし 全30話のうち、ヒヤリ抜粋 ●林由美子、ペットボトルカルマ 息子が、いちごミルクのペットボトルをママ友の車に置き忘れ、ブレーキペダルに挟まり事故でママ友が亡くなった お悔やみの帰り、息子が放った一言「ママの後に、コウくんママがいるの 肩のとこ」 ●岩井志麻子、そこに立っていた女たち ... 続きをみる
★事件の予兆 ミステリを専門としていない10人の作品 1950年代から1980年代もの ●野坂昭如、上手な使い方 これが面白かった 現代にも通じる 苦労をかけられ、行方不明だった息子に新聞広告を出す母 死期がせまった母は、長年貯めた貯金を拾ったことにして、死んだら息子が受け取ることができるとほのめ... 続きをみる
★田沼と蔦重 歴史小説は、過去と現代の合わせ鏡 皆さんに人気です 本作品も、意次と蔦重の活躍ですが、現代にも通じデマや偽情報に惑わされないような意図で書かれてます ここでは、獄死したと思われた源内が、人知れず田沼邸にかくまわれ、名前を山本道鬼と称し意次の相談役を務めています 道鬼は世情に通じた蔦重... 続きをみる
★星ひとつほしいとの祈り 楽園のカンヴァス」「ジヴェルニーの食卓」のような派手さはないもの、夏の疲れに沁みる七編 ●星がひとつほしいとの祈り 売れっ子コピーライターの文香は道後温泉を訪れる 夜ホテルで頼んだマッサージ師の老婆から、聞いた不思議で哀しくも温かい話 表題はフランス詩人フランシス・ジャ... 続きをみる
★あなたが気づかなかった花 太宰治賞受賞の作者 花と花言葉をリンクさせながら、1月から12月の2年分、24編の連作小説集 家族や友人、学校・会社その他を舞台に巧みに書いてます 気持ちのありさまと、会話が上手く一気に読了 途中、文芸部の顧問と部員達が、太宰ならばこう思うだろうとか 自己愛(水仙の花言... 続きをみる
★通い猫 アルフィーと海辺の町 イギリス 通い猫(アルフィー)が、物語る仕立て 息子猫のジョージと、街の猫との交流 飼い主達が、友人の三家族と別荘のリフォームも兼ね、海辺の街で過ごす様子 飼い主や友人家族、近隣の人々の性格と人間模様を猫目線?で進みます 人間観察、参考になりました 最初は面白かった... 続きをみる
★いのちの姿 京都和久傳のエッセイ誌「桑楡そうゆ=人生の晩年や夕暮れ時を意味する」 年2回・10年にわたって発行したものを一冊にまとめたもの ところどころに難しい言葉が出てきますが、その場面が想像できました エッセイが上手い (作者はエッセイ苦手と書いてますが) 主な内容 ●作者は、作品の登場人物... 続きをみる
★幸せ創造の達人 元官僚、農林水産省で国会答弁・法律案・予算案担当 評論家、受験指導や就職指導、資格試験指導、恋愛相談等の人生相談を行なってきた作者 若い人向けだけど、面白かった ●正しい稼ぎ方は、社会のカラクリを学び続けること ●お金になる仕事を見つけても、学歴フィルターがある場合、リカレント教... 続きをみる
★きくち体操「心」の教室 88歳を過ぎてわかったきた、心のこと、体のことが書かれています 自分の体と向き合うことは、 自分にしかできない気づき 作者は、子供のころ、やけどし、右手の親指と人さし指に後遺症がでたが、いつも「今日も頑張ろうね」と指をさすって、人知れずリハビリした 40代半ばから、少しず... 続きをみる
★闇奉行 押込み葬儀 江戸・田町で、奉公人を世話する口入屋・相州屋のあるじ、忠五郎 相州屋には、長屋があり、身寄りや住まいのない者達を住まわせている この者達を寄子と呼ぶ 兄は、北町奉行の榊原忠之 奉行が裁けぬ悪を討つのが、闇奉行の忠五郎だ 今回は、不逞旗本・小普請組のひとりを密かに処断する物語 ... 続きをみる
★70歳からの老けない生き方 はつらつと生きている70代80代の心と体の整えかたは 脳に生まれた好奇心に忠実で、ひらめきに対して探究心を燃やすこと ●脳を若々しく保つために、話すこと以上に文章を書くことが効果的 アウトプットができる趣味がおすすめ ●日本は、有名人の仕事を称えすぎる傾向がある ど... 続きをみる
★星の子 野間文芸新人賞を受賞 本屋大賞にノミネート 主人公は、中学3年生の林ちひろ 両親は、病弱だったちひろを助けたいと宗教にのめり込む 宗教二世のちひろ 両親の気持ちが分かるような年齢になりながら、違和感を感じながら、愛されながらも、宗教の集い会に参加したりします 集いの会は「年齢問わずみんな... 続きをみる
★お山の上のレストラン 舞台は、青森県南に座す葵岳の登山口にあるレストラン 都会で修業したイケメンオーナーシェフ・登磨と、おっちょこちょいな店員の美玖 地元のものを利用した美味しい料理に美玖の接客がプラスされた、ほのぼのした物語 ●登磨は都会のレストランでの葛藤を、美玖は葵岳で登山中の事故で母を亡... 続きをみる
★愛すること、理解すること、愛されること 作者は在日韓国人三世 自殺した後輩の妹・涼子に招かれ、軽井沢の別荘に集った男女4人 光介と巴香(陶芸家)夫婦 淳吾と珠希(家が資産家)夫婦 それぞれの人生の選択が会話形式で進みます 人間には暗い面しかない、っていう視点 誰が為の生か、他人の幸不幸と善悪を判... 続きをみる
★はじまりの島 ダーウィンが「種の起源」に書かなかった事件の物語という仕立て ガラパゴス諸島の生態系を調査していた時、連続殺人事件が発生、それをダーウィンが解明したと 歴史上の人物が、事件を解決していたというアイデア、歴史小説+ミステリー 「種の起源」が、事件解決から30年して発表されたのは何故... 続きをみる
★あえてよかった 主人公は58歳の小野大地、病気で妻を失い、自暴自棄に 大地の唯一の楽しみは、月の見える部屋で、月を見ながら亡き妻の気配を感じながら会話をすること そこで妻は、大地に何とか生き延びてもらうため、大地に妻の「子供を育てる夢」を託す 大地は、求人サイトで見つけた学童保育のアルバイトを始... 続きをみる
★探偵は追憶を描かない 主人公は売れない画家の蒼 恋人とも別れ、友人・蘭都(アロマセラピスト)と暮らしている 後輩の澤本親子から、蒼がかつて描いた女優の肖像画にからむ依頼があった 一方、蘭都は、その肖像画と組織の関係に気づく 肖像画には、女優の遺書が隠されていた その女優は、不本意な形で亡くな... 続きをみる
★世迷い蝶次 むじな屋語蔵 辛い記憶や秘密を忘れさせ、それを預かってくれる妖かしの時代物 でも作者は、忘れたくても忘れられない記憶を抱えて人は生きる と 主人公は、京で西町同心の御用を手伝う蝶次 ある日、庭師の駒屋から、相談を受ける 唐津屋の女将が、病死を機に女将と娘が住んでいた寮を売ることになっ... 続きをみる
★琉球建国記・尚円伝 前作「琉球建国記」は、15世紀、琉球、無頼漢の氷角は、役人(阿麻和利)と仲間になり、悪政をしく城主を倒す 彼らを恐れた琉球王・尚泰久は排除するために動き出すという物語 今回の「琉球建国記・尚円伝」は、琉球王・尚泰久の側近・金丸(のちの琉球王・尚円)の物語 当時の琉球は、法に... 続きをみる
★ホットプレートと震度四 道具と食べ物にからめたいろいろな人間模様 9編の短編集 表紙も今風グレーです 作者の作品、不倫とか、生々しい表現もある中 この短編集は、どれも淡々として少しハラハラ、そして前向きな最後ばかりで読みやすかったです ●表題の「ホットプレートと震度四」は、男女4人、元カレであり... 続きをみる
★和菓子迷宮ぐるぐる 和菓子好きにはサクサク読める作品でした~ 主人公は、超理系脳の大学生・涼太 ある日「美しすぎる和菓子」に出会った涼太は、製菓学校に入学、その奥深い道に入り込む 涼太は、ちょっと変わり者だが、製菓専門学校の個性豊かな仲間達と和菓子作りに精を出す 餡子の作り方にもいろいろ、餡の迷... 続きをみる
★ケアの物語 ケアに関する古今東西の文献・歴史の紹介 ケアの倫理とは 個人の感情や状況を重視し、関係性の中で他者を思いやり、配慮することを倫理的な原則とする考え方 従来の倫理が、普遍的なルールや正義を重視するのに対し、ケアの倫理は個々の状況や関係性に応じた柔軟な対応を重視する 自分の足元と、世界... 続きをみる