goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(折れない自信をつくるシンプルな習慣)心屋仁之助

★折れない自信をつくるシンプルな習慣


作者自身も悩んでいたが、シンプルな習慣が役にたったそうです



本当の悩みに気づく=ダメな自分に気づく それが怖いので、別の悩みで、本当の悩みをごまかし逃げて頑張っている



この頑張りでは折れない自信は育たないと



 残ったところ

🍀否定の前提か肯定の前提か、どちらで生きるか


出来事と自分の価値は関係ない


もめない自分でいる限り愛される、もめない自分なら価値があるは、

条件つきの肯定 


条件はずしたら自分は愛されない価値がないと


条件を知ることが大切



🍀親の価値観に合わなかっただけ、機嫌が悪かっただけ、なのに、自分のどこか悪かったのか自分の中でダメ出し探しを始める



ほめ中毒ほめ依存が高じると、ほめられないと価値がなくなる恐怖という副作用が生まれる



他人の期待に応えるしか自分の価値が見いだせない 



🍀他人から言われたこと、できなかったことなどを総合して自分はこんなタイプというセルフ・イメージを作り上げる 


そういうイメージを作っておけば楽だから



🍀あれは間違い、こうすべきと白黒・善悪をキッパリつけない



🍀〜しなきゃ好かれない 〜しなきゃ認められないと一つずつやめていく、引き算する そんな自分にOKをだす



🍀うらやましい人の当たり前や常識や価値観を、うそだ・違う・どうせと言わずに、素直に取り入れる



🍀人の悪口言うのは、自信がない・自分は今のままが良いとは思えない心のクセだ



🍀自分に当たり前のことが、他人からほめられたら素直に受け入れる



🍀自信とは、うまくいくを信じるでなく、うまくいかなくても自分の価値はかわらないと思うこと



🍀自分を磨くとは、自分にこびりついているもの、よいと信じてきたものを削ぎ落とす 磨く=引く



🍀とにかく好きなことをやる 

継続すれば、なんか知らんけど結果がでるはず〜



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


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読了(人間の覚悟)五木寛之

★人間の覚悟


人はいかに生きるか、西洋東洋で思想家や哲学者が問いつづけてきたが、生き方に上下はない


親鸞の悪人善人もいるけど、とりあえず生きていることで、目的の大半は果たしていると



バブル前は、躁の時代

バブル後は、鬱の時代



作者は、北朝鮮平壌からの引揚げ者

日本は勝つと言われ、敗戦後は、現地にとどまれと言われ、脱出に過酷な日々を過ごした



高級軍人や官僚の家族は、敗戦前から避難しているのに、一般人は二重に裏切られたと



残ったところ

🍀国を愛し、国に保護されているが、最後まで国が国民を守ってくれると思っていけない 



🍀不信のすすめでなく、人間の覚悟が必要 



🍀世間はあきらめないを賞賛するが、あきらめるは受け身でなく、正しく覚悟をきめる上で不可欠



🍀白河天皇は巨大な塔を建て、清盛は三十三間堂に千手観音を寄贈、藤原道長は夜中にうなされ地獄に落ちることを恐れた



🍀作者は、40代 60代70代と鬱に よろこびノート、悲しみノート、あんがとノートでのりきる


🍀鬱の歴史

中国には、君子は悒(ゆう)=憂を備えると

万葉人のかなし

ロシアのトスカ(あの人はトスカにとりつかれた)

二葉亭四迷は、ふさぎ虫

ポルトガルは、サウダーデ

ブラジルは、サウダージ

韓国は恨(ハン)

関西の耳塚鼻塚は、秀吉の朝鮮出兵に由来、「キヨマサオンダ=加藤清正来るぞ」の言葉が残っている

英語はブルーマンデー



🍀今は、心療内科の対象だが、人生は憂いに満ちているし、抱えて生きるもの


🍀下山の哲学

健康・安心・安全はあり得ない

悪いところは、無理やり治そうの治療は、躁の医学

今は、養生の時代、病気になってから治療するのは火事になってから消化器を買いにいくようなもの



🍀キリスト・親鸞に通じるのは、肉親に過大な価値を見い出さず、今自分の話を聞いている人が家族という



🍀ドストエフスキーは、人間の魂の深淵を描いたが、生涯キリスト教的なミッションを自分に問いた



🍀日本人は、心性の深いところ、アニミズム(精霊信仰)とシンクレティズム(神仏混淆)の二つを持っている



🍀他力の風とは

親鸞は、なぜ念仏を信じればすくわれるのかの問いに、私は師の教えを信じ生きてます それでもし地獄に落ちても後悔しませんと



🍀片手に、理論やデータや世間の言葉

もう片手に、世の中は偽りの時代、青信号も平気で渡ったら危ない 


両方に引き裂かれ、宙ぶらりんになってもそれしかない



🍀野口晴哉さんは、野口整体を考案、下痢と風邪は、体の大掃除で平衡を回復



🍀当時、引揚げの中で、博多佐世保で検疫を受けた女性は、性病やレイプ妊娠もあった 


そういう極限を抜けて、平和な時代でも違和感を持ちながら、生きていかざるをえない 


親鸞は人は悪を抱えて生きていると


私にとっては引揚げた人は悪人 人を犠牲にして生き残ったから 


自分も悪人という意識の中で、親鸞の言葉は唯一の光だった



🍀毛沢東もチェ・ゲバラも良家の出だから、革命に身を捧げれた 


大きな感謝されたいとは考えていない 



🍀覚悟のボランティア

バイブルに良きことは隠れてせよ


中国は陰徳の言葉 


本田宗一郎さんは人に知られないように苦学生に奨学給付したけど


お金がなくても誰がのためにできることはたくさんあると



🍀キリスト教系の病院に入院した知人が、夜寝れないとコール、婦長さんが、コーヒーでも飲みましょうと、普通なら睡眠薬だが、こういう対応は地獄に仏だ



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


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読了(雇われ師範・豊之助 借金道場)千野隆司

★雇われ師範・豊之助

借金道場


シリーズ1 

北町奉行・永田備前守正直の三男・豊之助が主人公



永田家は旗本、長男が跡継ぎ、二男三男は、婿入などで家をでなくてはならない



豊之助は、婿入りの話を断わり、剣客として生きる決心 


そして師の中西忠兵衛の命に従い、借金をつくって夜逃げした道場の師範に 



さて、物語は

浅草・高利貸しが殺され、大金が盗まれた やがて賊の頭が捕縛され、引き廻しの刑に



手下達は、※引き廻しの行列途中、頭を取り戻そうとしているらしい



引き廻し途中、付け火をして、捕り方を撹乱、分断を図ろうとすると



※引き廻しは、死罪の重罪人に対する付加刑としての役割を持つ 一種の恥辱罪で、犯罪者の憐れな末路の姿を町の人びとに見せる 防犯の一助だ



賊の手下と疑われた千代丸は、ひょんなことから豊之助に助けてもらうことに



千代丸は、自分の冤罪を晴らすため犯人を見つけ、豊之助と共に、賊達を捕らえる



賊達の正体は祈祷師で、※沈香の香がすると

※沈香は、狼の糞を混ぜることで煙は真っ直ぐ上がる 



わきを固める金貸しのお若さんと、その婿・文太郎と孫娘の美代、門弟の線香屋・喜六と3人の子ども達がいい感じです



🍀金貸し・お若さんの言葉

金貸しには、善人ほど始末に負えないものはない



🍀前の師範・来栖多聞は、ひょうひょうとした男で、己の都合でしか動かない 借りた金を返さず、しつこく催促されると逃げてしまう 


豊之助は、来栖の尻拭いをする毎日、師の中西から与えられた試練、愚痴めいた言葉は吐かないように心に決めていたと



🍀豊之助は、門弟を打ち負かすために、道場を開くのでない 師範の役目の難しさを感じたと



🍀賊の一人・虎蔵の剣は、正当に学んだものでない 修羅場を潜り抜けた喧嘩剣法 こちらの弱みを瞬時に嗅ぎ分け、そこを突く


豊之助は前に出ながら、相手の一撃を受け、刀身を絡ませ、攻撃を削ぐのが目的 


だが、相手がこれを嫌い、わずかに身を引く これが転機 


一瞬だが、攻撃に緩みが生じ、豊之助は体勢を整えることができた (相撲に似てます)



🍀最後は、 豊之助が初めて得た門弟・千代丸 前途遼遠であるが、希望だけは大きくでおしまい



豊之助は、剣の腕と人の良さは一流、世渡りは不得手? よくありがちですが、シリーズが進むにつれ、たくましくなるようです


🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


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