goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(建築に何が可能か)原広司

60代からのさじ加減ブログ

★建築に何が可能か


※有孔体理論(ゆうこうたいりろん)を提唱



建築とは「閉じた空間※に孔(あな)を穿つこと」によって成り立つという考え方



窓や出入り口といった開口部をすべて「孔」として捉える機能と制御: 被覆(壁や屋根)に開けられた孔によって、光、熱、音、空気、そして人間やモノの出入りをコントロールし、内部空間の性格を定義



均質空間をつくる近代合理主義(モダニズム)より、場所や内部要請に応じた非均質で生命的な空間を目指す



京都駅や梅田スカイビルが有名



日本建築を理論と実作の両面からリードした建築家



隈研吾や山本理顕などに影響



●原広司の建築特徴

世界各国の集落調査から得た知見に基づいた、 “およそ集落にありそうなもの(壁のつくり方、橋、庭、教会、あずまや、森など)


設計のポイント、大人の行動を促す要素を散りばめている



●原広司は均質(統一)建築を批判?

形式的な建築は統一の美学だが、、

こうした美学からは、なかなか個から部分の建築は生まれない 


なぜなら、部分の建築は統一の美学からはみ出すから


人間も多様性ということから、、普遍性のパターンは?だと


また統一の美学は、確立したもの、人々が慣れ親しんだものだから、、


以上から、原広司「建築に何ができるか」は、建築は目的や美だけでなく、論理や思想という概念と直接的に結びつこうということ



●安保闘争も影響


●コルビジェ

「建築は住むための機械=機能美、建築の目的は、芸術の復権だ 


有用性や快適や数学的秩序や理性的判断や円満無欠の合理性も、、


だから、建築することが目的」


丹下健三はル・コルビュジエの影響が大

ほかの建築家はそれを真似た

日本中がル・コルビュジエのコピーに



●芭蕉「言い尽くしてなにかある=無限に豊かさはある?」


●菊竹清訓「空間は機能をすてる」


●丹下健三「機能的なものは美しい、機能=安心」


●ルイス・カーン「美しいもののみ、機能的である」



科学や哲学、古典を幅広く参照して展開するその建築論は、独特の難解さあり、読み進むのが慣れるまで時間かかりました〜



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読了(カミングアウト)砂川秀樹

60代からのさじ加減ブログ

★カミングアウト


ゲイとレズビアンだけをテーマにしたカミングアウトいろいろな本



※LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)



作者はカミングアウト→オープンリー・ゲイ、オープンリー・レズビアン



カミングアウトは、伝える側にとって、変化していく過程



同性を好きになることを意識し始めた段階で、「ゲイである」「レズビアンである」のアイデンティティを獲得するより、



自分を誰かに認められ、受け入れていくことで、自分自身を肯定できるようになっていく



パートナーとの関係性や新しく相談することで支えられる当たり前の人生と、そうできず隠すことが当たり前の人生、、



人生の負荷はどちらにかかるか、また負荷を自覚できるかは?だ



●教師から生徒にLGBTに肯定的な発言を挟んで話すと、救われる生徒は確実にいる



●教師は生徒から相談を受けた時、「秘密を守る」とは言ってはいけない、「必要な時は誰かに相談することもある」と→教師はチーム活動のため



●アウンティング→本人の許可なく、誰かに指向性別をバラすこと



●2014年、オーストラリアの元競泳選手、イアン・ソープ(オリンピック金メダル5個、世界水泳金メダル11個)がゲイをカミングアウト


その彼でさえ、現役時代ゲイと言えなかった→社会の承認や賞賛は異性愛者を前提



●国際的理解→同性愛は精神病でない そういう知識ないと、親が子を精神科に連れていき、子を深く傷つける



●世界的に性別適合手術を受けなくても、希望する性別で生活すれば、登録上の性別を変えられる国や地域が少しずつ出てきている



●普通の幸せ→異性愛者のみ?同性愛者には外の世界か?「ゲイだけど、普通に幸せ」



●同性愛の告白について、告白された側は、今後も友達付き合いをしたいなら、しっかり伝える、、



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読了(なぜ働いていると本が読めなくなるのか)三宅香帆

60代からのさじ加減ブログ

★なぜ働いていると本が読めなくなるのか


仕事をしていると本が読めない作者が、労働と読書の歴史から、今の読書を提案してます



本好きの方におすすめの本



(労働と読書の歴史)

●明治から大正

近代化のため、国家が青年達に立身出世を追求させた 修養という自己啓発の本が流行 青年達に立身出世の手段に教養(読書含む)を重視させた



●戦前から戦後

サラリーマンという新中産階級が誕生 サラリーマンに読まれる本(円本、全集等を啓蒙)はエリートでなく一般大衆に読まれた 



●高度経済成長

サラリーマンの読書は立身出世より、テレビと同じ娯楽へ 日本の書籍購入ピーク



●バブル崩壊

労働環境の変化、情報社会が到来、自己啓発本が売れた 忙しい中、自分の意図してない知識を頭に入れる余裕がなくなった→働きながら本が読めない理由



(今の読書はどうすれば?)

●読書で自分に関係ないノイズの文脈を取り入れる余裕が必要、「半身」の働き方を提案



●半身で働く

景気後退し逆に労働時間が増加、つまり労働力が減ったのに、仕事の量が変わらない、だから労働時間が長い (日本企業もこれが前提、必要悪?)


長時間労働はメンタルヘルスに影響し、「仕事以外の文脈を取り入れる余裕がない」



●単純ではないが、自分で自分を搾取している自覚を持つ



●21世紀、新自由主義は外部から人間を強制しない


「自分から戦いに参加させようとする社会だ」


新自由主義は自己責任と自己決定を重視→だから戦いに自分から望む→疲れる


SNSには、他人の様子が入り、自分も努力すれば輝けるのでは?


自分も頑張って成果を上げた→現代病(ドイツ在住哲学者、ピョンチョル・ハンの疲労社会)


つまり、バーンアウトは英雄的疲労→アメリカでは疲労はネガティブなものでなく、無理しすぎがタブー視


タブーは仕事ができないと認めること



●自己実現で仕事をしようとする社会では、私達は自己実現の奴隷だ→バーンアウト→鬱病→頑張りすぎ社会(ドイツ哲学者ヨゼフ・ビーバー→トータル・ワーク社会)



※気になったところ

●芥川龍之介の自殺は出版社の赤字が原因


●司馬遼太郎は自分の本が、教養の小ネタになったのを危惧した


●自己啓発本はノイズを除去する→断捨離本などなど


●今は読書を娯楽とするより、情報スキルを上げる目的に→自己啓発本等


●シリアスレンジャー→ 推し、お金にならないオタク? お金にならない趣味を生きがいとする→アマチュアオーケストラの団員等


●全身全霊をやめませんか?



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