読了(さおだけ屋はなぜ潰れないのか?)山田真哉
★さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
身近な疑問からはじめる会計学
ゲーテは、「会計」は最高の芸術と称した人類の叡智と
最近、家計管理の話題がよく出てきます
作者は、実社会でも役立つ会計学を紹介したいと
主な内容
🍀さおだけ屋(商店街の金物屋)の仕組みは、仕入れ費用が、ほとんどゼロの副業だ
利益を出すために、売上増やすか費用減らすのどちらが楽か
てっとり早くは、費用を減らすほうだから
🍀節約は%でなく、絶対額でみる
どちらも必要な買い物で
1000円を500円は50%引きで、500円の得
101万円を100万円1%引きで、1万円の得
1万円の方が得と考えられるか?
🍀普段はケチケチしてもたまには、ぱっと使うについて
毎日100円節約して、たまに5万円を使う
100円×365日=36500円
36500円−50000円=−13500円
1万3500円の損だ
🍀常に費用対効果を考えればという意見があるが
例えば食器洗い機(8万円)は、水道代が年間8万円節約になるから、一年で元が取れると
食器洗い機は電力を使う家電なので、当然毎月の電気料金はかかってくる
情報源がかたよると、本当の費用対効果がわからない
🍀会計は、人を納得させる手段だが、だます手段にもなる
だから数字を無視することも、必要だ
毎月の水道代が8000円年間96000円と、食器洗い機で年間8万円節約できるのとは違う
単純な思考にならないように
🍀ベッドタウンの高級フランス料理店の謎(料理・ワインの教室で副業)本業と副業がバラバラになってはいけない
うまくいっている企業(事業)は連結している
相乗効果の高い企業は、自社の技術を生かせる新規事業に取り組んでいるから
ローリスク・ハイリターンをねらうのだ
🍀合理的に考えるなら、使わないものを捨てる方がはるかに合理的効率的だが
在庫だらけなのに、資金がショートしない自然食品の店
理由は、倉庫を持たず、ネット販売の在庫も置いていたから
🍀無利息でお金を借りる資金調達方法(掛けの期間を短く代金回収する)
経営者は、常に、資金ショートを心配する
🍀賃貸マンションの大家さん、借り主が3ケ月まとめて払ってもらえると心配から解放される
早く払っただけだが、大家さんから感謝された
🍀会計的には目に見えないチャンスロスがある
スーパーなどの完売(もっと在庫があれば売れたはず)
🍀近隣に、競合店ができる時のレストランの対応
条件は
1年後に不動産売却の契約あり
月利益500万円
改装費用3000万円
改装後の月利益1000万円予想
1年後の売却価格は
改装したら0円
改装なし4000万円
チャンスロス含む改装した場合
500万円×12月−3000万円−4000万円=−1000万円
これは意思決定のための会計
実際に得られなかったものをゼロとしないで、マイナスする考え方も必要
🍀住宅ローンで、もしもの不確定要素で、保険や繰り上げ返済が悪用されるケースがあるので注意
🍀雀荘で、2番着従業員の考えかた
お客の回転率を早くして、売上をあげるため、そうしている
🍀数字に弱くても会計のセンスがわかる例
100人に2人無料の広告、広告主からみたら、2%の広告料だが、確実に5%安くなるのを選んだ方が得 と考えられるか?
🍀大手学習塾の「有名校120人合格、市内6教室で開催」との宣伝ですごいように感じるが
自分の教室は一つだが、40人合格しているから当方が多いと考えられるか?
数字の分析(割り算程度)が大切
🍀6000万円の売上、何人でやっているかと問われ、経営者は小さいとバカにされないよう社員3人バイト4人なのに、7人と答えた
取引先は一人1000万円も稼げない会社の経営者の手腕は疑わしいと
契約の見直しになったと、どの数字に着目するか注意
🍀フリーキャッシュフロー(自由になるお金)について
例えば
ワリカンのカード払い(自分)で、一時はお金が手元にあるけど、利益はなく、むしろ負債が発生していると考えられるか?
見方によりいろいろあるけど、複数の視点が必要かな😁
🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓
お読み頂きありがとうございます😊
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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