読了(ハグとナガラ)原田マハ
★ハグとナガラ
原田マハ
自分なら、ハグか、ナガラか
長良はナガラ 波口はハグ
解説は阿川佐和子さん
二人は大学の同級生
ハグの心を中心に、ナグラとの旅と人生を描く物語
細やかな会話や思いが、わかりやすく、そうそうと読んで感じている読者も多いのでは
マハさんワールドは人気だ
❶旅をあきらめた友と、その母への手紙
都内大手の広告代理店に勤め、35歳まで課長職についていたハグ 順調かと思っていたが、彼との別れがつまずきとなり、仕事もうまくいかなくなった
人気関係にも疲れ35歳後半で退職
親友ナガラと、修善寺のオーベルジュを予約していたが、ナガラのお母さんが倒れ、一人で行くことに
部屋で燃え上がる紅葉に背を向け、ナガラのお母さんに手紙を書き始める
❷寄り道
秋田男鹿半島で二人41歳は、 白神山地観光ツアーで、モデル風の若い女性と乗り合わせる 彼女は亡くなった母の出棺に間に合うように寄り道をしたという
❸波打ち際のふたり
40代後半ナガラは、大阪の証券会社に勤続25年、長年の仕事ぶりが評価され、総務課長に
波打ち際のところに立っている赤穂温泉に 3月末の播磨灘は、凪いでバラ色の夕焼け空だ
母が認知症と診断され、ハグは姫路に、同居することを決意
❹笑う家
ハグは、認知症の母を介護、入れ歯が冷蔵庫にあったり、いろいろあるが、在宅フリーランスで広告の仕事をしている
ナガラに「イケるやろ」と言われると、たいがいのことは大丈夫な気がした
倉敷の大原美術館の工芸館で小さな陶器、蓋入れの入れ物 青い家が描いてあり、その家がどうみても笑っているようだ
それは、明治時代、イギリスから日本に来て陶芸家になったバーナード・リーチの作品
❺遠く近く
ハグの母が転倒骨折、ケアホームに入所
ナガラから「住めば都 お母さん新しい人生の一歩をふみだした すごいやん」「あんたもふみださなああかんで」と
福山の鞆の浦のお宿近遠 55歳の誕生日の旅
❻あおぞら
ナグラとはしばらく連絡がとれず、実はお母さんの納骨でこんぴらさんに来ていると
ハグは、思い切って修善寺に行こうと誘う
夜行バスで小田原に、あおぞらのもと、ナグラが笑顔で迎えてくれた
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。