goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(ハグとナガラ)原田マハ

★ハグとナガラ

 原田マハ


自分なら、ハグか、ナガラか

長良はナガラ 波口はハグ

解説は阿川佐和子さん


二人は大学の同級生

ハグの心を中心に、ナグラとの旅と人生を描く物語



細やかな会話や思いが、わかりやすく、そうそうと読んで感じている読者も多いのでは


マハさんワールドは人気だ


❶旅をあきらめた友と、その母への手紙 


都内大手の広告代理店に勤め、35歳まで課長職についていたハグ 順調かと思っていたが、彼との別れがつまずきとなり、仕事もうまくいかなくなった 


人気関係にも疲れ35歳後半で退職 


親友ナガラと、修善寺のオーベルジュを予約していたが、ナガラのお母さんが倒れ、一人で行くことに


部屋で燃え上がる紅葉に背を向け、ナガラのお母さんに手紙を書き始める



❷寄り道


秋田男鹿半島で二人41歳は、  白神山地観光ツアーで、モデル風の若い女性と乗り合わせる 彼女は亡くなった母の出棺に間に合うように寄り道をしたという



❸波打ち際のふたり


40代後半ナガラは、大阪の証券会社に勤続25年、長年の仕事ぶりが評価され、総務課長に 


波打ち際のところに立っている赤穂温泉に 3月末の播磨灘は、凪いでバラ色の夕焼け空だ



母が認知症と診断され、ハグは姫路に、同居することを決意



❹笑う家 


ハグは、認知症の母を介護、入れ歯が冷蔵庫にあったり、いろいろあるが、在宅フリーランスで広告の仕事をしている 



ナガラに「イケるやろ」と言われると、たいがいのことは大丈夫な気がした 



倉敷の大原美術館の工芸館で小さな陶器、蓋入れの入れ物 青い家が描いてあり、その家がどうみても笑っているようだ 



それは、明治時代、イギリスから日本に来て陶芸家になったバーナード・リーチの作品 




❺遠く近く 


ハグの母が転倒骨折、ケアホームに入所 


ナガラから「住めば都 お母さん新しい人生の一歩をふみだした すごいやん」「あんたもふみださなああかんで」と



福山の鞆の浦のお宿近遠 55歳の誕生日の旅



❻あおぞら  


ナグラとはしばらく連絡がとれず、実はお母さんの納骨でこんぴらさんに来ていると 


ハグは、思い切って修善寺に行こうと誘う 


夜行バスで小田原に、あおぞらのもと、ナグラが笑顔で迎えてくれた 




お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)