読了(神様の定食屋)中村颯希
★神様の定食屋
中村颯希(ナカムラサツキ)
ライトノベル作家(女性)
14刷発行 人気です
両親を、事故で失った俺・高坂哲史は、妹とともに定食屋「てしをや」を継ぐことに
料理ができない俺は、妹に怒られてばかり
立ち寄った神社で、「いっそ誰かに体を乗っ取ってもらって、料理を教えてほしい」と
神様が、その悩みをかなえようと
俺に料理を教え、その魂が望む相手に料理を振舞い、未練を解消という設定が、面白いです
定食屋=お悩み相談室
俺と神様の会話にくすっと(^^)
料理ごとに、以下の段取りで落着
魂合体
二人で料理を作る
食べさせたい相手が店に
相手も魂も報われ
俺も学び、次も頑張ろうと
お礼に神社に日本酒を届ける
●神様の俺への一言
自分(俺)は正しいという自信
驕りと紙一重の信念だ 今日は、
その自信の能天気さが曇っている
●俺の気づき
客の心をつなぎとめる一方的な努力でなく、信じてくれる一人だけに注目すべき できうる料理をきちんと提供するだけ
神様が、彼らを「てしおや」に導き、未練を残していた魂たちと、温かい料理で、彼らの心をほぐした 俺はただ体を貸しただけ
●妹の気づき
走り始めるのは、いつも私
しかめっ面しながら、あっという間に、私を追い抜いてしまう兄
でも五年前から両親と私がまいた種と、兄が持ち込んだ苗
どちらが良いとかでなく、そのふたつが合わさり、「てしおや」を育み、支えてくれていることに気づくべき
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。