goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

ざくろのお香 読了(BUTTER)柚木麻子

★ざくろのお香


最近は、ハーフサイズのお香を購入してます


今回は、ざくろ(さわやかさと甘さ)


秋を感じます





BUTTER


梶山美奈子(カジマナ)は、世間を騒がせている連続不審死事件の被告人 



拘置所で、記者の里佳は、何度か面会するうちに、影響を受けて、、



バター好きのカジマナは、里佳の気持ちを熱源に、いきいきと自分を語ります



実際の事件を参考に書かれた作品



人の意見を、まともに受けてしまう人には、怖いのでは



女は痩せていなければと、物心ついた時から、社会にすりこまれている 



ダイエットせずに生きていく選択は、覚悟がいるだろう だがカジマナは、自分を許している



己のスペックを無視して、一人前の女であることにOKを出していた その結果、労働や集団から距離を置き、自分にとって良い環境(金銭的にも)を得ていた



カジマナに影響を受け、体重をふやしていった里佳は、自分の適量を知る



失敗を繰り返さないと、自分にとっての適量は分からない



今の自分を、肯定できなくて、自信と狂気に満ち溢れた女の方が、正しい気がして、引き寄せらる生真面目な女達 



アッラーは、あなた方に易きを求め、困難を求めない



カジマナは、「絶対的な、包容力を持つには、ストレス悩み葛藤を、抱えてはなりませんから


私は食べたいだけ食べます だって私は女神だから 」と




日本女性は、我慢強さ努力と同時に、女らしさと柔らかさ、男性のケアも当たり前に要求される



里佳は、誰かが、誰かを完全に救済することは、難しいが、逃げ場になってあげることはできる と



でも、一緒にいるだけで、相手から、生きるエネルギーを奪うタイプの人は、いろいろな場にいますね~




お読み頂きありがとうございます

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