goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(ロザムンドおばさんの贈り物)ロザムンド・ピルチャー

★ロザムンドおばさんの贈り物


BTSジミンちゃん大好き・絵を素敵に書くkinokoさんから、教えて頂きました(^^)



ロザムンド・ピルチャーはイギリスの小説家  コーンウォールを舞台にした小説で、世界中で6,000万部以上売れています



作品は


若い者は、老いた者の生き方を見つつ、自分の将来を見つめ、、


老いた者は、過ぎ行く時と今の自分を意識しながら、あたたかい目で若い者を見つめる、、


でしょうか



1993年頃の作品、翻訳者の思い入れもあり、柔らかい会話も和みます



派手ではないけれど、登場人物に読者に、素敵な贈り物です



みんな、とまどいの中、小さな勇気を出して、次への人生に踏みだします



イギリスの田園、衣食住、ゆったりした時間も豊かです



●あなたに似たひと

冬のスキー場、自分に自信が持てないジーニー 


マンリー中佐のフォローで、スキーをすることに 


彼がある人に「ほんのちょっとの心づかいと励ましがあれば、このひとは、きみの期待に十二分に応えられると」と声をかける



●忘れられない夜

上司夫妻を、新居に招待する日をうっかり間違えた夜


ジェームズとヴェロニカは、なんとか知恵を絞り、今あるもので、夫妻をもてなそうとする



●午後のお茶

夫が亡くなり、二人の子供とふるさとの村に戻ったヴェロニカ


広い家を2つに分け、ひとつをブルックリン大学の教授に貸すことに



子供達が、寄宿舎に行くことになり、一人になった彼女は、教授から子供達の言葉を伝えられる



●白い翼

一人娘の出産を控えた母親が、難産を心配し、無事に生まれるまでを細やかに描く


彼女は、気持ちを静めようと、朝早く、湖に散歩に


十二羽の白鳥が、永遠のかなたへ飛び去った姿は美しかった



●日曜の朝

二人の娘がいる女性と結婚したビル 


日曜日の朝に起きた出来事を通し、娘達と通じ合うことに 父親になる足がかりのお話



●長かった一日

親しくしていた60歳のソーコムさんが、亡くなり動揺した8歳のトビーの一日


トビーは

「生きる」ということについて、ずいぶん教わった気がすると 



「羊の出産に立会い、姉と友人が仲直り」 



「母さんは、死ぬってことは生きていることの一部だと



ウィリーは、死は、神様と自分との間の秘密だと 



おばあちゃんは、死には、それぞれの人が、登っていく高い山の輝かしい頂上だと」



でもトビーは、ソーコムさんがどこにいようと、全て承知しているんだと感じた



●週末

好きだけど、結婚には踏み出せないエリナ 


相手ではなく、自分に自信が持てないのだ 


若くして、夫を亡くした自分の母親の姿が、その理由だ 



ある時、旅先で、出会った素敵な高齢カップルの妻と、話をしたエリナは、前に進もうと決意する




お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)