読了(平場の月)朝倉かすみ
★平場の月 朝倉かすみ
「平場」とは、ごく一般の人々のいる場といった意味
冒頭で結末(須藤が亡くなる)が明かされ、早々にあらすじが想像でき、後はその答え合わせが続くという仕立です
著者は、大人の悲恋&純愛を書きたかったといい、映画化も決まっているとのこと
転職、親の介護、離婚を経て今は埼玉の地元で一人暮らし、印刷会社に勤務する五十歳の青砥健将が主人公
彼は身体の不調を感じて検査に訪れた病院の売店で、中学時代の同級生、須藤葉子に再会します
実は彼女、かつて青砥が告白したもののふられた相手 青砥は、須藤の印象を「太い」としてます
「太い」は、しっかりもの、おかあさんのような、信念がある、、でしょうか
須藤も離婚歴があり今は一人暮らしで、二人は「互助会」と称して近所で酒を飲む仲となります
ほどなく、須藤に大腸がんが発覚
宙ぶらりんのまま読ませられるのが苦痛の人が最近増えているということで、二人の運命を最初に知ってもらい、読ませる著者の意図があるようです
平場という一般的?な生き方をしている、同級生や親戚との対比もあります
須藤は、両親の不仲や離婚原因や若い男との金銭トラブルなど、、
青砥は、離婚原因や母親の施設訪問など、、
お互いのことを話していくうちにひかれていく様子も気持ちも、わかりやすく書かれています
★朝食
白米もち麦 卯の花 サラダ ほうれん草卵焼き フキ炒め 苺 ヤクルト
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください(^^)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。