★あるがままに自閉症です 作家・詩人・絵本作家 1992年生まれ 会話はできないが、パソコンと文字盤でコミニケーションが可能 13歳の時書いた「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、30ヵ国以上で翻訳され、世界的ベストセラーになっています 本作は、18歳のときのブログに、加筆修正したものです 作者のお... 続きをみる
2023年7月のブログ記事
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★旅の闇にとける 1996年「凍える牙」で直木賞受賞 サスペンスのようなタイトルですが、旅行エッセイです 淡々としながら、癖のある(感性?繊細?)書き方だなと でもだんだん慣れていきました 実際に、旅しているような臨場感もあり、かなり海外旅行慣れしてるなと 普通の旅はひとつもありません その場所... 続きをみる
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★知的な老い方 1983年刊行「情報の整理学」が212万部 2020年7月96歳で亡くなりました どんな生活をされたのか、目に浮かぶような、93歳の一冊 作者は若い時に、病弱、喘息の持病もあり、憂鬱な日々を送っていたと それが病弱に馴れたのか、弱いなりに、人並みに動きまわれるようになったそうで... 続きをみる
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★九月と七月の姉妹 英国の作家デイジー・ジョンソン ニューヨーク・タイムズ紙の「2020年の百冊」にも選出されています 十ヶ月違いで生まれた姉妹、セプテンバーとジュライ 我の強い姉は、妹を支配し、内気な妹は、それを受け入れ、二人は他者を必要としないほど、強く結びついています 癒やしではないけ... 続きをみる
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★ポーランドの人 J・M・クッツェーは、南アフリカ出身の小説家、エッセイスト、言語学者、翻訳家 2003年のノーベル文学賞の受賞者 オーストラリアの市民権を取得 少数の白人が、有色人種を「合法的」に支配、搾取するアパルトヘイト体制下の南アフリカに育ちます 作者は、アパルトヘイト体制から最大の恩恵を... 続きをみる
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★スモールワールズ 6つの短編、どれも劇的な展開や、予想外のオチがあります 2022年本屋大賞ノミネート作品 癒し系の作品でも、読者にエールを送る作品でもありませんが、読んでいくうちにのめり込みます うるうると泣かせ、スパッと小気味よく裏切り、「こんなこともあるのですよ、人生は」と 上手い文... 続きをみる
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★冴子の母娘草 作者は、2018年に亡くなっていますが、最近でも復刊が出るほど人気です 母と娘、娘が女流作家という母の場合の物語 一すじ縄でいかない猛母、サバサバしてくすっと笑える文章でした しかし、猛母と反対のしおらしい母も、粘着力強いですよね~ どちらの母も、娘にとっては人生でまずぶち当たる敵... 続きをみる
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★ふがいないきょうだいに困ってる 「親の介護をしないとダメですか?」の作品もありますが、、 この作品、著者(妹)も「長女なんだから」と姉に役割を押し付けていた と そして、もうやめよう 姉の生きざまに、勝手に期待して、絶望するのは の思いが 家族の「距離を置きたい」「縁を切りたい」の悩みを、13の... 続きをみる
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★夜の木の下で 作者は、脚本家小説家 児童文学「夏の庭 The Friends」が世界の十数カ国で翻訳されました (概要) ぼくたち三人は、「もうじき死ぬんじゃないか」と噂されている、ひとり暮らしのおじいさんを見張りはじめた だけど、見られていることに気づいたおじいさんは、だんだん元気になって、家... 続きをみる
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★時々、慈父になる。 還暦を迎えた作家が、過去の自分を語る自伝的小説 三十歳で父親となり、好不調の波はあれど、子の誕生以降は、妻とともにいつもその成長を案じてきた 何も持っていない子供は、どうすれば自信やプライドを獲得できるか? 高校時分からアメリカ留学させた息子のいない寂しさを書いたり 子の幸... 続きをみる
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★なごり雪 なごり雪に願い事をすれば叶う と トップモデルの海斗に密着取材するため、スイスを訪れたファッションライターの小野寺古都 2人は惹かれあうが、海斗が交通事故で半身不随となってしまった 幻肢痛・自律神経の調節も機能しない・寝返り出来ず皮膚の炎症・合併症の尿路感染 普通にできたことが、できな... 続きをみる
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★夜の署長3 潜熱 シリーズ三作目、人気警察小説のようです 主人公の下妻は、元捜査一課の刑事、現在は、新宿署伝説の刑事 下妻は、題名の割に描写は少なく、要所要所で、捜査を方向付けています なので、人物より事件の方が面白く、捜査内容や人間関係等の描写が面白いです それにしても、新宿は、凄い街 物語は... 続きをみる
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★モンスターと食卓を 医大に法医学者として務める杉石有(すぎいし なお)には、消えない心の傷が 死に関するトラウマに、人との係わりを避け心を閉ざしていた有 有は、死者に仕える今の仕事で、少しでも罪を償えたら そう思って生きています と ある日、物騒な事件の遺体が運び込まれ、その担当刑事は、有の過去... 続きをみる
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★図書館の神様 一見希薄に見えても、根の部分が繋がって、ベタベタしないが、情を知っている清さん 彼女の傷ついた心が、徐々に回復していく再生の物語です 読後感は良かった〜 18歳までの私(清)は、名前通り、清く正しい人間だった その代わり、いつも私は、体調に不安を抱き、持て余していた 健全な魂は、... 続きをみる
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★オレンジ・ランプ 貫地谷しほりさんと和田正人さんの夫婦役で映画になりました 実話を元にされた、認知症のお話 マスコミ報道もあり 認知症 = 徘徊したらどうしようとか、突然帰れなくなったらどうしようとか、他の人に迷惑をかけたらどうしようとか ありますが、、 工夫次第で最小限に防げると 夫婦(晃一と... 続きをみる
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★ロボット・イン・ザ・ホスピタル シリーズ5作目 1作目ロボット・イン・ザ・ガーデンは、二宮和也主演で映画化、劇団四季でも舞台化されています ロボットが、日常生活に馴染んだ時代 子どものようなタング(ロボット)とベン夫妻、実子のボニーを中心にして話が進んでいきます 問題もいろいろ起こりますが、こ... 続きをみる