読了(玉の輿猫)泉ゆたか
★玉の輿猫 泉ゆたか
2022年
クセのある言い回しもなく、読みやすかったです
現代にもある内容を取り扱っています
谷中感応寺の境内に居を構える「毛玉堂」
動物好きでしっかりもののお美津と、腕は確かだが不愛想な医師・凌雲が営む、動物専門の療養所だ
毛玉堂に最近、足腰に問題を抱える犬たちが、頻繁に運ばれてくる
その犬たちは全て、浅草寺の犬屋「賢犬堂」から買われていた
徐々に、賢犬堂の様子もわかり、、、
お美津の幼なじみ、お仙は器量良しで、旗本の跡取り息子に嫁ぐため、同格の旗本の養女となり、行儀見習いに
ある日、養女先から逃げ出し、毛玉堂をたよりにする飼い主たちにも、自分の思ったことを言うが
控え目で、芯の強いお美津とは正反対だが、たよりになる存在だ
❶玉の輿猫
呉服屋の大店に嫁いだお千紗 嫁ぐ前からの飼い猫の白魚(10才)が、最近、四肢を交互に引きずるようになったという
原因をつきとめるために、凌雲とお美津が、お千紗の住まいに
二人は、傷の手当だけでなく、お千紗の心も治していく
❷ご隠居鳥
長年、湯島の料亭に、飼われていた真っ赤な羽の鸚哥(いんこ)
ちょうど、番頭が還暦ということで、一緒に引退したが、くちばしで羽をむしってしまうという
その原因と、治療法とは
❸お馬鹿犬
山奥で拾われた白毛と茶色の大きな犬
アマガミか、そうでないかで、苦情がたえないと飼い主が、毛玉堂に相談
その原因は しつけはどうすればいいのか
❹目覚まし猫
荷物運びをしている権助の女房は、長年可愛がっていた猫を残し、あっけなく亡くなってしまった
その猫が、夜中に騒いて仕方がないという
その原因は、権助の病で、猫がそれを知らせてくれたというもの
❺けんけん堂
賢犬堂(伝右衛門)から、お迎えした、真っ黒な犬の影法師
年寄りにむいた犬とおすすめされたという
ある日、影法師がケガをして、毛玉堂に
凌雲とお美津は、賢犬堂をたずね、伝右衛門の犬のしつけの仕方は、幼いころの悲しい出来事が影響していたことを知る
それは、飼っていた犬の桜丸が原因だったが、凌雲が新たな真実を告げる
★昼食
いなり寿司 ワンタンスープ サラダ ほうれん草卵焼き 切り干し大根わかめ和え物 卯の花 ヤクルト バナナ
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください(^^)
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