goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(運命のコイン上)ジェフリー・アーチァー

★運命のコイン上 

 ジェフリー・アーチァー

 令和元年

 


久しぶりのジェフリー・アーチァーです



登場人物が沢山出てきても、日本語訳がいいのか? こんがらなく読めるのが、特徴だと以前から感じてました




以前読んだのは、たしか


めざせダウニング街10番地

百万ドルをとり返せ! 

ケインとアベル (上下) 




著者は、オックスフォード大学卒 下院(庶民院)議員を3期務め、保守党の副幹事長をやったかと思えば、詐欺罪で逮捕されて刑務所に入ったりと、いろんな経験を持つユニークな作家です



舞台は、1968年、ソ連



前途有望な青年アレクサンドルは、同級生ウラジーミルによって、父親を当局に惨殺されてしまいます




ウラジミールは、プー○ン大統領の名前と一緒で、レニングラードも同じです




これを使用することに、著者の決意があったのでしょうか わかりませんが、、




アレクサンドルは、母エレーナと共に国を捨てる決意をしました




レニングラードの港から、アメリカとイギリスの船がでます




アレクサンドルとエレーナは、表が出たらアメリカ、裏ならイギリスへと、運命をコインに委ねました




ここからは、著者の試みなのか、アメリカとイギリスの両方、交互に展開して行きます




アメリカでは、

アレクサンドル → アレックスに


イギリスでは、

アレクサンドル → サーシャに




●アメリカ

貨物船の料理長から逃れるため、中国人の機転とソビエト難民のドミトリーの手をかり、ニューヨークからブルックリンに



アレックスは、学校とチェスのアルバイトしながら、当局やCIAの二重スパイの片方を担がされますが、ベトナムに行くことに



戦争から、戻ったアレックスは、母エレーナ(料理人・ピザ屋)と商売・投資に乗り出します




●イギリス

母エレーナは、貨物船で知り合ったイタリア人のモレッティから、経営するレストランで働くようにすすめられる



サーシャは特別試験を受け、奨学金を受け学校に



やがて、サーシャは、ケンブリッジ大学の奨学金を勝ち取り、学生自治会の委員長となり、オックスフォードとのチェス対抗でキャプテンをつとめ、カレッジを第一学位で卒業



そして政治家をめざします



保守党・労働党が、二大政党ですが、二大政党以外の社会民主党が出てくると、アメリカ人にはわかりにくいだろう、という商業的配慮のようです




(上のまとめ)

アレックス・サーシャの明晰な頭脳と、エレーナの料理の腕前で、新天地でも基盤を築いていく母子が、良くも悪くもテンポよく展開します



下も楽しみです




★昼食


白米 椎茸卵味噌汁 サラダ つくね 小松菜ニンニク炒め ウィンナ 林檎ゼリー ヤクルト 蒸しパン(抹茶)




お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごしください(^^)