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読了(必殺の刻 会津武士道4)森詠

★会津武士道4必殺の刻  森詠


会津武士道シリーズ4



望月龍之介は、藩校日新館に文武両道の厳しい修練を受けています




日新館に入る前、町に住む六歳から九歳までの藩士の子供たちは、十人前後で集まりをつくっていました



この集まりのことを会津藩では「什 (じゅう)」と呼びました



ならぬことはならぬものです」が有名です



成長した龍之介は、御前試合に優勝



剣の恩師の大槻弦之助は、真正会津一刀流秘技胡蝶の舞を龍之介に伝授




龍之介は、恩師と藩大目付萱野修蔵に面会し恐愕の秘密を知った




龍之介の父は、密命により陰謀工作を探るも、直訴の書状を残し切腹 しかも、その書状も行方不明



龍之介の兄の牧之介も、調査途中で亡くなってしまう



藩はいま秘密の戦に巻き込まれ、その危機に江戸藩邸内で、藩を裏切る陰謀工作がなされているという



そこで真相を突き止めてほしいと、大目付の密命であり、御上の密命が龍之介に出された




江戸に出た龍之介は、幕府直轄の講武所に派遣されながら、調査




講武所は、幕府の旗本の子弟が武芸鍛錬を行う場所、会津藩士の龍之介は、国内留学生として入所



ちょうど、江戸は、「コロリ」の流行病で、死者病人で大変な時期



生前、父は海外対策のため、新式鉄砲千挺(ミニエー銃 ゲベール銃を改良したライフル銃)をフランスとイギリスから、買い付けようとした



ところ、いつのまにか、旧式のゲベール銃とすり替えられた



その工作には、会津藩内の権力闘争の影響か、長州の藩に横流し転売されたことが判明




また、龍之介は、探索中に、味方は実は敵であり、兄を殺したこともつきとめる



黒幕は、誰か、龍之介の探索は、続く




(会津の剣)

会津藩の藩校である日新館には会津五流剣術流派(一刀流溝口派、安光流、太子流、真天流、神道精武流)が教授されていた


そのうち、一刀流溝口派は藩主をはじめとする上級武士に教授された


会津藩に伝承された系統には現在全伝は現存せず、「左右転化出身之秘太刀」という組太刀のみ伝えられている



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