goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(ロザムンドおばさんの花束)ロザムンド・ピルチャー

★ロザムンドおばさんの花束


ロザムンド・ピルチャーの短編集の三作目



今回は前二作より、年齢が高く、落ち着いた作品だと感じました 



なので、若い人より、上の人に共感できるのではないでしょうか 



主人公の女性達は、控えめでありながら、思慮深く、周りを優先、自分の思いを秘めています 



でもあることで、自分と折り合いをつけて、前向きに生きます 



スッキリしますし、彼女達のこれからを、祝福したい気持ちになりました



●人形の家 

イプセンが有名ですが、これだけが、12歳の少年の視点から、描かれています 


父を亡くしたウィリアムは、妹の誕生日プレゼントにお小遣いから、人形の家が組立られるキットを買う 


上手くできないところに、ある人が、手伝ってくれることに




●初めての赤いドレス

父が、残した屋敷の庭師が、辞めたことから、娘のアビゲイルは、移住してきた新しい庭師&画家を雇う 



新しい素敵なことは起きないと思っていたが、ある日、赤いドレスを衝動買い


庭師の新しい出発のきっかけを作ったアビゲイルは、その祝いの席に赤いドレスを着ていこうと




●風をくれた人 

イギリス文学には、遺産や遺贈金をめぐる悲喜こもごもがあります


若い夫婦が、親戚の老人を温かくもてなしたことから、思わぬプレゼントをもらうお話




●ブラックベリーを摘みに 

スコットランドのさわやかな自然が心地よいです 


久しぶりに訪れたクローディアは、長年付き合いのあるジャィルズに不安を感じていた 


それは的中し、別れることに 


そこに、若い頃出会いのあったマグナスと新たな道に進むような予感がするところで終わります




●息子の結婚 

花婿の母のお話


結婚式の朝、息子と散歩に出かけいろいろなことを話しながら、息子の幸せを祈る




●クリスマスの贈り物 

娘の将来を全く気にしないと思われた両親が、思わぬ遺産を残してくれた 


イサベルは、遺産を自分のために、心地よい家に引越す 


クリスマスイブに、隣家の少女ブライオニーと一夜をすごすことに 翌朝、二人に素敵なプレゼントが、、




●記念日 

子供達も巣立ち、大きな屋敷に夫婦二人ぼっちのヘンリーとエドウィナ 


そろそろ小さな家に引越かと考えていた 


結婚記念日、素敵なサプライズがあり、この屋敷にしばらく住もうと思うエドウィナ




お読み頂きありがとうございます

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