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読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(天国の修羅たち)深町秋生

★天国の修羅たち 深町秋生

 2022年


映画原作「ヘルドッグス」地獄の犬 慟哭の完結編



女性が主人公、「女性活躍」がモチーフ? 著者の意図が感じられます



犯人を追う警視庁捜査一課、覚り(さとり)の神野真里亜が魅力的です



厳冬といわれる時代にありながら、海外進出、在留邦人を相手のドラッグ密売、高利貸し、人身売買、臓器ビジネスで力をのばす暴力団



ジャーナリストの宮口が殺害されたことから始まります



大都市には、得体の知れないいろんな悪党が入りこむ 



外国人マフィア、正体の見えにくい半グレ集団に縄張りを侵されるくらいなら、顔や事務所がはっきりしている悪党たちに軒を貸すほうがマシ と



警視庁も、ヤクザが完全に消えることはない 天下の華岡組に東京を支配させたほうが、人員も予算もガッツリ確保できる と





警視総監 国会議員 警視庁組特隊隊長の権力の構造がすさまじい



モデルを薬でうっかり殺してしまった国会議員の息子



後処理をしたことで、組とは、一生仲良くさせてもらうと証文を書くことに



暴力団にいつまでも恐喝されては、ならないと、十朱を潜入捜査官に



やがて、十朱の裏切りにあったもの出月というキラーを送りこみ、グロテスクな作戦は成功したが、また違う形で裏切られ



出月は、警察と暴力団の両方から、追われ、潜伏生活を余儀なくされます



義理の修羅

裏切りの修羅

自分たちの保全のためだけの中に、真里亜と出月のやりとりにほっとした最後でした



新たな警視総監は、真里亜を生まれ変わった警視庁の象徴として、女性捜査一課長として祭り上げます



でも真里亜は、「ただの広告塔で終わるつもりない」と誓います




★朝食


白米もち麦 とろろ昆布スープ 卵焼き サワラ サラダ 苺 ヤクルト




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