★大阪で生まれた女 シリーズ3冊目 タイトル通り、BOROの18番まである「大阪で生まれた女」 「大阪の街よう捨てん」「大阪で生まれた女やさかい 東京へはようついていかん」が印象的です 舞台は、大阪の住吉大社近く、たこ焼き屋を、ひとり営む十喜子 亭主の進は、4年前に病死 永らく失踪していた、息子... 続きをみる
2023年8月のブログ記事
-
-
★山のごはん 作者は、椎名誠の挿絵(独特ですね〜)を描いていて有名です ほのぼの・ユーモアを交え、山のごはんと、山の様子が、、 十代の終わりから、ほそぼそと続けた趣味、山を歩いていると、放浪しているような、自由な気持ちになれる 山登りは、心のささえであり、体の一部だ 山で食べたものは、どれも美味... 続きをみる
-
★森沢カフェ 吉永小百合主演「ふしぎな岬の物語」などの、原作も手掛けています 気楽に読める、3ページのショートエッセイ、沢山 家の中で、ゴロゴロしながら、読むにはぴったり 全て前向きで、雑誌掲載時は、「小さな幸せ探検隊」のタイトルだったそうですが、、、 人生は、修行でもなければ、我慢比べでもない... 続きをみる
-
★そして生活はつづく 2013年 ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の大ヒットで大ブレイク 俳優・音楽家・文筆家 誰だって、家に帰れば、地道な日常が 生活が苦手な星野さんの「そして生活がつづく」とは 巻末に俳優・きたろうと、 文庫版特別対談 く・そして生活はつづくのオチが、、 ●全ての人に、平... 続きをみる
-
★軌道春秋 ふるさと銀河線 2013年 作者は、本を読む楽しさを伝えたいと、一般財団髙田郁文化財団の公式サイトを、開設しています 「みをつくし料理帖」「出世花」「あきない世傳 金と銀」が人気 列車と、その町の景色を折り込みながら、各々の生き方を書いた、短編集です 作中 唐の時代に、詠まれた「勧酒... 続きをみる
-
★植物忌 SFファンタジー短編11編 「忌」を使っていることからも 現代社会を、皮肉りながら 植物と人間の関係を、書いています 読んでいると、植物側へと吸い寄せられるような 作品は、「人間」と「植物」の二択を迫られ、植物であることを選ぶ人間が、たびたび登場します 植物との対話シーンも面白い ... 続きをみる
-
★屋根裏のチェリー ガケの上の古いアパートの屋根裏にひっそり暮らすサユリ 友達の小さなチェリー は、サユリの頭の中にしか存在しない 心の支えだった楽団が解散となり、過去と現在を行き来するうちに、、 出会いや別れを乗り越えて、サユリは、新しいオーケストラの仲間たちと、前に進みます 何かを変えるの... 続きをみる
-
★喜劇 愛妻物語 監督・脚本家 映画「100円の恋」の安藤さくらは、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞受賞 売れない脚本家の豪太は、妻チカ、5歳の娘のアヤと、三人暮し 結婚して10年になる夫婦だが、夫の年収はたった50万円で、家計は、もっぱら妻のパートに支えられていた ダメ人間を描く際に、甘やかし... 続きをみる
-
★ありがとう、さようなら 作者は、37歳で退職するまで、中学校教師、その時のエッセイです ルールが細かく、手続きや残業時間も沢山ある学校 タフでないと務まらない中、つらいこともあったと思いますが、、、 飾らない、おもねらない(そう思ってほしいがない) 水を飲んでいるみたいな自然な感じでした... 続きをみる
-
★さんず 降田 天は、小説家・推理作家 萩野 瑛と鮎川 颯が、小説を書くために用いている筆名のひとつです 萩野さんがプロット・キャラクター設定、鮎川さんが執筆を担当 違う作品で、このミステリーがすごい大賞受賞しています 涼しくなるミステリーでした 「さんず」という会社 彼らは三途の川の渡し守り 冒... 続きをみる
-
-
★インシデント TVドラマにもなった「アンフェア」の作者、小説家・脚本家・演出家 ※医療コーディネーター中原は、懸命に患者と向き合うが、経済的に厳しい (※2003年新しい民間資格、病院や治療方法の選択に関する意思決定支援する) 医療事故(インシデント)の疑い、買収に伴うスパイ行動、などなど盛... 続きをみる
-
★翼をください下巻 下巻は、世界一周を目指す飛行機、ニッポン号、暁星新聞社で、乗組員の発表(7人)から始まります 実際、東京日日新聞(毎日新聞系列)航空部には、1939年に世界一周を果たした、ニッポン号乗組員の写真が掲載されていました 物語では、名字だけ同じ登場人物が何人か、どこからどこまで?... 続きをみる
-
★翼を下さい 上巻 マハさんに珍しく、芸術系ではなく、飛行機と戦争(アメリカと日本)にまつわる物語 第2次世界大戦前、アメリカ、女性パイロットのエイミーが登場 実在したアメリア・イアハートがモデル 一方で、日本からも世界一周飛行にチャレンジするところで、上巻終了です ( アメリカ編 ) 天才ビジ... 続きをみる
-
★残されたつぶやき 作者は、会社員を経て作家に 2001年「プラナリア」で直木賞受賞 2003年にうつ病で入院、2006年に寛解・復帰 2020年9月には7年ぶりの長篇小説「自転しながら公転する」刊行 2020年12月、NHK朝イチに生出演で、作者の人柄に触れ、「自転公転」を読んだ記憶がありま... 続きをみる
-
★ユア・プレゼント 「お探しものは図書室まで」は、2021年本屋大賞2位に、他のブログなどでも、よく紹介されています 新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)とのコラボ、詩のような、短い物語です PHP研究所が発行していて、なるほど~と感じました Your present の題名 贈り物でもあるし... 続きをみる
-
★52ヘルツのクジラたち 2021年本屋大賞受賞作品 読後感、良かったです 通常、クジラは10〜30ヘルツで群れ、連絡を取り合っている 52ヘルツだと、仲間たちに気づかれない 届かない声を、例えにした物語 作者は、小学生の高学年から中学生の頃にいじめにあい、学校に行くのが辛くて、本の世界に逃げてい... 続きをみる