goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(あるがままに自閉症です)東田直樹

★あるがままに自閉症です


作家・詩人・絵本作家


1992年生まれ 会話はできないが、パソコンと文字盤でコミニケーションが可能



13歳の時書いた「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、30ヵ国以上で翻訳され、世界的ベストセラーになっています 



本作は、18歳のときのブログに、加筆修正したものです



作者のお母さんは、言葉を教えるうえで、ものに名前があることを理解させる、文章を書く練習法を工夫した そうです 



作者は、子供のころ、自閉症だと知ってから、自分とみんなの違いは何か、自然と周りにいる人たちを、観察したそうです



誰が何を話しているか、内容を頭に入れたら、くせやパターンがわかるようになったと 



会話に、どのような感情が加味されているか、状況と場面も覚え、それが蓄積されて、普通の人には共通のパターンがあり、それを自分の言動と、比較したそうです 



そして、自分を理解してもらうには、普通の人からの視点で、解説することを思いついたと



言葉をあやつり、、人が人を解き明かすですね~



(沢山ありますが、残ったところ) 


●話しの流れに、のれてリラックスしていないと、みんなと笑えないが、笑えなくても楽しんでいる時がある



●僕にとって眠りとは、スイッチが切れる状態と似てます 



●時計やこだわり行動が重要なので、寒いという感覚がよくわかっていない 



●人に聞かれてから判断するのは、忘れていたことを、思い出す感覚に似ている 



●僕は、忘れたことを自覚できないので、何度も失敗をしてパターンを覚えるか、視覚的に表示すると覚えやすい 



●あきらめず、勉強をしたら、みんなの話しの内容がよくわかり、いろいろなことに興味が持てるようになった 


障害がよくなることはないが、勉強は、生きがいになっている 



●僕は、シンプルで、リズムが美しい英語が好きです 


●小さい頃、幸せなら、今辛くても、誰かが自分を助けてくれると信じられる 



●二人の僕がいて、つらい時はもう一人の僕が慰めて、嬉しい時は一緒に喜びます 


二重人格ではなく、明日を共に生きてくれるもう一人の自分のおかげで、生き続けられる



●心を癒すために泣くことは大切だが、子の前で親が泣くと、子は親のことが心配で泣けなくなる


親は、子の人生を心配するより、親としてどのような態度で接するかを気にしてほしい 



●桜が好きだが、じっと見ていると、不安になる それは、普通の人々が、恋する人をまともに見られなかったり、側にいるだけで嬉しい感じと似ている



●僕にとって考えることは、日常だ 次々と考えることがたまると心配されますが、整理して頭に入れると、いくつか分類されます 


考えている間は、障害を忘れ、無限の可能性を感じさせてくれます 



●やり過ごすことが大事、そうすれば笑顔で暮らせる時がきます ただ今を生きていればよいのです 


でも心の扉を開けておきましょう そよ風が入ってくるくらいに 



●時代が僕らに何か望んで、この世に誕生させたと考えるようにしてます 僕たちが最先端の人間だと認められる日がくるといいなあ〜



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい😊