変わり大福 読了(タイムマシンに乗れないぼくたち)寺地はるな
★クリームソーダ大福
スーパーに行ったら、変わり大福の催事が
20種類くらいありました
★タイムマシンに乗れないぼくたち
若い世代が、人知れず抱えている 居心地の悪さや、寂しさ
それに寄り添い、心が軽くなる瞬間を描く
●「コードネームは保留」
楽器店で働く優香は、自分を「殺し屋」設定にすることで、日々をこなしていた
いつも、「どっち派」かを証明しないと言われながら
「あなたの考えはわたしと違うけど、でもあなたの考えは理解した」という優香のスタンスは、相手を不安にさせてしまうらしい
でも、わかってもらえなくても、思い切って言葉にすることで、自分の感情が、色を持った
●「タイムマシンに乗れないぼくたち」
恐竜好きの孤独な小学生と、謎の男性の交流
引越して、学校に馴染めない「ぼく」は、博物館が唯一落ち着く場所だ
ある日、博物館で現実逃避をしているスーツ姿の男性と出会い、、
●「口笛」
「我々」という言葉は、初音の「個」としての輪郭を曖昧にしてくれる
幸せが一種類でないことは、知っている
それなのに、私達は、「女」の幸せから離れていく者に、「どうして」と問いかけてしまうか
●「夢の女」
亡き夫が、創作した小説に理想的な女性が、、
妻は、それに囚われていく
ある日、身内が誘ってくれた場所で、夫との思い出がよみがえり、現実を受け入れていく
●「深く息を吸って」
息をひそめるように、日々を過ごす「きみ」
他人にしてみれば、ささいなことでも、あれこれ想像してしまう
ある日、思い切って、自分の「拒絶などなど」の感情を相手に伝える
大きく息を吸って
これから大人になるたびに、そういうに出会いを重ねていくことになるだろう
●「灯台」
私のことを好きなだけ、やさしい言葉を引き出せる機械みたいに扱う人がいる
やさしさATMのように
第三のポジションに、おかれる自分に、うんざりしながらも、心地よさを感じているが
たまに、自分が、他人の嫉妬心を引き出すために利用されることがあるのだ
勇気を出して、自分の思いを口にしよう
●「対岸の叔父」
町いちばんの変わり者は、ぼくの叔父さん
変わり者だから、逆に、生きやすいとか、自由だと言われたりするが、、
そんな人を、勝手に「人生に障害がなにもない」と決めつけようとしていた
孤独を保ちながら、それぞれ、微妙に救いがあるので、安心してサクサク読めました (^^)
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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