goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(運命のコイン下)ジェフリー・アーチァー

★運命のコイン下 

ジェフリー・アーチァー

令和元年



最後の結末に、賛否両論はあると思いますが、著者の意図は、やはり当時のクリミア制圧に影響されたのかなと感じました




1968年、父を殺害されたアレクサンドルは、母エレーナ(料理人)と、ソ連を捨てる覚悟をします




運命のコイン表裏で行き先を決め、ふたつの物語が進行します




アメリカでは、


アレクサンドル → アレックスに



イギリスでは、


アレクサンドル → サーシャに




●イギリス編は、サーシャが労働党の議員として政治家の階段を上りつめていきます



●アメリカ編は、アレックスは実業家として、金融界の大立者として成功します



それぞれの立場で、サクセスストーリーが楽しめる作品でもあります



アレクサンドルの友人の名が、ウラジーミル(プー○ンの名前と同じ)ですが、、



父を死に追いやり、アレクサンドル親子が亡命せざるを得ない境遇に追い込んだのも彼



世界を破滅に追い込もうとする男を連想させます



やがて、アレクサンドル(サーシャとアレックス)は、ロシアに戻ってきます




ゴルバチョフに政権が代り、民主化が進んだからです



しかし、エリツィンに代りますが、支持率が最低になり再戦はあきらめます




ウラジミールは、エリツィンの弱点をつかみ、自身の大統領選に協力するよう脅迫



そして、ウラジーミルは、アレクサンドル(サーシャとアレックス)を亡き者にしようと画策します



後半最後の方は、二人を(間接的に)近付けてみたり、実際の人物(サッチャーなどなど)も登場します



著者は、いまのウクライナ侵攻までは予想出来なかったはずですが、この小説ではプー○ンの野望を予感させ、今読んでも新鮮に感じました





★朝食

白米もち麦 高野豆腐椎茸玉ねぎ味噌汁 サバ サラダ 卵焼き ヤクルト 林檎


もち麦は、お通じに良いようです



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごしください(^^)