秋祭り山車 読了(彼女が天使でなくなる日)寺地はるな
★散歩途中、秋祭り山車をパチリ
週末は、晴☀予報
屋台も出て、にぎやかになりそう
★彼女が天使でなくなる日
人口三百人ほどの星母島
希みがかなうという「母子岩」がある
そこで「モライゴ」として育てられた千尋は、一年前に戻ってきて、託児所を併設した民宿を営んでいる
育ての親の政子さんが、かっこいいです
●育児にストレスを募らせる母と子
全てを、ちゃんとしなきゃと、がんばるたびにさびしくなる
本当は、夫といろいろ共有したかったと
忙しさを理由に、伝えずに済ませたことが、沢山ある
●親友に彼氏を奪われても、親友を装いその不幸を望む女
その気持ちを、チーズのように熟成させてしまった女に
千尋は「許せなくていいと思います それを伝えるべきは、そのクソ男と彼女では」
「多くの人は、友だちを良いものと思いすぎ 信頼なんて、簡単にしてはいけない」と
●娘は、考える限りの最高の、曇りなき人生を歩んでおり、その道筋を整えたのは、自分(母親)だと主張したい母
母は、少しさからった娘に、わざと娘を困らせ、「お灸をすえてやるんです」と
千尋は、娘に「天使のままでいいんですか?」と
●政子さんの、孫のまつりが、 大学に行かないで、高校卒業後、子の陽太と暮らすという
診療所のシロウさんから、「手を離すのも愛情だよ」と
●千尋の父親と関係し、千尋を取材したいと近づく自称ライターの女・三崎
若くはないが、エネルギーに満ちた女
他人に分け与えるのでなく、自分が奪って元気になっていくタイプ (こういう人いるなぁ)
気さくなふるまいの裏に、ほの暗い欲望が透けて見える〜
千尋と三崎のバトルがすごい
「親になってみないとわからないという言葉、嫌いです」
その経験があるという理由に、一段高いステージにたったように、他人を見下ろす行為は、我慢がならなかった
「みんな」とか「ふつう」は、わたしには関係ないです
それを守る側が三崎なら、千尋はそれを壊していく側に立つ
あちら側とこちら側を隔てる壁に穴をあけ、風通しする その風で呼吸が楽になる
父は、三崎に冷めていて、三崎も敏感に感じている
離れていこうとするものに、人はよりしがみつくものだから
最後は、三崎から、酒で勝負をつけようと
その時、政子さんが、三崎の顔に、酒を口にふくみ噴射!
ストレートに口にする千尋 ニヒルに見えて実は暖かい人でした〜
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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