読了(国家と教養)藤原正彦
★国家と教養
ベストセラー「国家と品格」の作者
教養とは、世の中にあふれるいくつもの正しい「論理」の中から、最適なものを選び出す「直感力」
そして「大局観」を与えてくれる力であり、バランス感覚だ
そのバランス感覚によるアウトプットのひとつが、ユーモアだと
以前、アメリカ帰りのエコノミストらが、終身雇用や、株式持ち合いなどの日本型資本主義を、悪玉に仕立て上げ始め
早急にグローバル・スタンダード アメリカ型資本主義、新自由主義、市場原理主義に改めろと
こうして、自由競争の名のもとに、改革したが、経済は一向に浮揚しなかった
経済上の変化が、人々の優しさ、思いやり、卑怯を憎む心など、日本の誇るべき情緒までも蝕み始めた
日本が、物事を金銭で評価するようになり、ヒト、カネ、モノが自由に国境を越える、という新自由主義が着々と完成している
社会全体を変えるような劇的改革を、なぜ急激に行うのか疑い始め、調べた
すると、アメリカの影が現れた
日本は、アメリカからの要求を、不況を心配してくれる親友からの助言と取り、受け入れ続けた
これはネットに出ていたものを自分で納得し、つなぎ合わせたものだが と
以下残ったところ
🍀郵政改革、アメリカの欲する改革を何故か日本の政官財と大メディアが賛同、国民を洗脳させてしまう
アメリカでは、ジャパンハンドラー(日本を操る学者・政治家)のケント・カルダーが、郵貯の活用が、世界経済活性化につながるという論文を書いていた
日本財布論・日本に使わせないで、米国で使おう(今の投資ブームもそんな感じか?日本人に海外の銘柄を勧めている?)
結局、郵政改革は、民間化され株式が公開、アメリカが300兆円の運用権を握った など
🍀CIAは、冷戦終結で、共産圏が霧散し、生き残りの手段で、ターゲットを経済戦略に切り替えた
ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)、チリの軍事クーデター、スリランカ、イラク戦争後のイラク、ボリビア、ウルグアイ、アルゼンチンなど
小さな政府・規制緩和・民営化して、それらを米金融資本が買収、その経済圏を植民地化する
🍀新自由主義は、利潤を最大にすること
競争と評価の組み合わせで、効率と能率を追求、成果主義 これは、社会や精神に強い影響力を及ぼす
🍀1922年、ソ連が誕生、世界に与えた影響は、レーニンによるコミンテルン(共産主義インターナショナル・スパイ)の組織化
真珠湾攻撃の挑発となったハル・ノート(日本を侮辱する内容)により戦後、明らかになり
これを書いたハリー・ホワイトは、スパイ容疑で召喚、服毒自殺した 1995年にハリーはソ連のスパイであることが公開された
🍀手塚治虫は、君たち、一流の映画・音楽・芝居・本だ そして自分の世界を作れ
🍀英国人は、本能的経験的に論理の危うさに敏感、バランス感覚・ユーモアあり、こずるくのりこえた ドイツはその反対
🍀ケネディ大統領は上杉鷹山を尊敬していたが、彼のような哲人なら、その人にまかすのが最善で
間違っても民主主義(多数決)は駄目だ
でもそういう人が、今はいない(いるはずだが)
そういう時は、政治家も選ぶ国民も、十分な教養を持つしかない
歴史上、いかなる国家も成熟した国民という状態はないが、、
未熟な国民に、民主主義は最低の政治システム
🍀本を読む時は、常に自らの頭で納得しない限り信用しない
バーナード・ショーは、ドン・キホーテは読書により紳士になった そして読んだ内容をそのまま信じたため、狂人となった と
🍀キケロは、本を読むことは人間として生きること
🍀教養の四本柱
①人文教養(文学・哲学)
②社会教養(政治・経済・歴史・地政学)
③科学教養(自然科学・統計)
④大衆文化教養(古典含む)
→これらを育むのが読書
🍀江戸末期に来日したイギリス人は、庶民が立ち読みしている姿を見て、この国は植民地にできないと悟った と
アメリカから内政干渉をされ、そしてアメリカの侵略する手口のうまさと地道さ、それに気づかない日本〜
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