goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(嘘ばっか)佐野洋子

★嘘ばっか


100万回生きたねこの作者


日本の昔話から西洋の童話まで、有名な話26篇を、大人な味付けで再構成



本来は、主人公が幸せになって終わるところを、脇役目線を取り入れたり、皮肉たっぷりに描いてみたり



解説の岸田今日子さん、作者をきれいごとが嫌いな人と評しています



タイトル「嘘ばっか」は昔話を、現代の疲れる嘘にパロディ化



想像力と闘争力を感じます〜



🍀概 略

シンデレラは、実は腹黒だった


こぶとり爺さんは、コブを愛する妻視点で描かれた


赤ずきんは、毒母の話


養老の滝は、現代の高齢化と孝行とは何かを考える話


かちかち山は、たぬきより、1番怖いのは人間かもと


ありときりぎりすは、ありの高齢おやじがたくましい


浦島太郎は、実は図々しい男だった話


白雪姫は、継母が美しく、白雪姫は醜い娘の話


くらげとさるは、お妃は、実はさると恋仲だった話


ヘンゼルとグレーテルは、近親相姦で、おばあさんを暖炉に押してしまう


マッチ売りの少女は、炎が好きすぎてマッチを全部すってしまった話


花咲かじいさんは、ばあさんは金持ちになるより平凡な暮しが好きだった話


ブレーメンの音楽隊は、ブレーメンがあの世だった話


眠り姫は、好みの王子がなかなか来なくて、歳を取りすぎ木になって倒れた話


三びきのこぶたは、わらの家がコスパ良かった話


ハーメルンの笛吹きは、子ども達に翻弄される笛吹きの話



挿絵もご本人によるもので、シャガールのようなイメージでした



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


お読み頂きありがとうございます😊

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