goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(余烈)小栗さくら

★余烈 小栗さくら

2022年



余烈とは、先人が残した功績 とのこと



著者は、博物館学芸員資格を持つ歴史好きタレントとして活動しています 本書は読みやすく現代にも通じるように描かれています



幕末の有名から無名の人物を描いています 



土方歳三の最後を故郷に知らせる使命を受けた立川主税が、一番魅力的に描かれていたと感じました




❶碧海(へきかい)

碧海、青い海 青海原 大海



新撰組副長土方歳三の戦死に居合わせた立川主税が、筑前福岡の鐘崎浦という漁村で、長崎御番(長崎の警備)を務めていた



そこでの松本良順(幕府寄合医師の養子)との出会いが、新選組に入ることに



主税は、土方が怪我をしてからの付き添いに始まり、箱館の戦いで亡くなるまで、そばにいました



その後、土方の故郷(多摩)に最後を伝えたのち、山梨の地蔵院で住職(巨海)をして、新選組の仲間たちの弔いに残りの人生を過ごします




❷波紋

「薩摩の『師』」である軍学者・赤松小三郎を斬った中村半次郎の葛藤と決意



❸恭順

恭順とは、命令などに対してつつしんで従うこと。おとなしく命令に従うこと



徳川慶喜が、「恭順しゃ 戦わぬ」としたが、薩長への主戦論を唱えたが受け入れられず、新政府軍に処刑された小栗忠順の最後を描く



❹誓約

土佐勤王党を率いて、吉田東洋を暗殺した武市半平太 竜馬や容堂とのやり取りも臨場感あり




★朝食



白米 椎茸玉ねぎ味噌汁 サラダ 鮭 卵焼き 林檎ゼリー バナナ半分




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