読了(蝕罪)堂場瞬一
★蝕罪
蝕罪(罪をおかす)
贖罪(罪をあがなう)
警察ミステリー小説
警視庁渋谷中央署・失踪人課に異動してきた高城賢吾警部が、主人公
高城は、二日酔いでよれよれの45歳だ
失踪課の既存メンバーも個性的
高城は、失踪者の人間関係を洗い出しながら、独自の勘と経験で追求していきます
さて、物語は
🍀高城は、七年前に娘が行方不明
それが原因で離婚し、自身も酒に頼り給料分の仕事をしていた
🍀失踪課着任早々、結婚を間近に控え、何故か失踪した事件の捜査にあたる
婚約者から、失踪者赤石の足取りを丹念に聞いて回るうち、彼が大学卒業後の一年間ネットカフェ難民をしていたことをつきとめる
さらに今の会社で働く前にも一年間の空白が
やがて、赤石が空白期間に健康食品やガンを治す効果があるという悪徳商法JHAの勧誘をしていたことがわかる
悪徳商法JHAは、途中から暴力団に乗っ取られ詐欺的商法に転換したが、捜査がせまっているのを察し、社員たちは逃げたという
同時に、赤石の仲間の二人が何者かに殺された
暴力団が、資金を回収し損ない、探し出し脅かすうちに殺してしまった
同時に、ある女性が悪徳商法で、現金1000万円のバックを落とし自殺
1000万円は赤石が偶然拾った
高城は、いよいよ赤石の隠れ家をみつけた
彼は、贖罪をするため失踪していた
高城は、普通の人なら、悪徳商法に加担しても、犯罪として立件されない限りは頬かむり
最初は罪の意識に囚われるが、墓に入るまで持ち続けることはない
だが普通でない人もいると、赤石のように悪事と正義の間を漂いながら年齢を重ねていく
高城は、赤石に贖罪の旅は勝手だが、また別の人を不幸にする 逃げないで今と向き合うようにと告げる
社会問題を扱ってましたが、ネットカフェの赤石の様子がせつない
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