ひかりの駅 読了(文豪中学生日記)小手鞠るい
★ひかりの駅
写真が趣味の恩師から、教えてもらった場所
真似して撮ってみました
★文豪中学生日記
文芸部部長の中2女子 春希
作家にあこがれる彼女が、紀貫之の「土左日記」を真似て、あえて男になりきり、日常を書いていきます
ネットに、詩を投稿していくうちに
トラブル(嫉妬)に巻き込まれた春希
「含まれていない悪意を、勝手に感じる人というのは、いるものなのだ」と実感
絶頂から、失意の底に突き落とされ、人間不信で壊れそうだった彼女に送られたエールは
「作家にとっては、つらい経験こそ貴重な財産であり、最大の武器になりうる」
それを糧にして、成長、作家の夢をかなえます
ネットのイタイ描写が、リアル
作中の詩は、良かったです
(その他)
●理性の人→理由を説明すれば納得
感情の人→論理は通用しない
理由もなく悲しいとか
●説明と描写の違い
見たまま書くのではなく、その体験で、感情を主観的に書く
例 川端康成
「雪が積もっていた」でなく
「夜の底が白くなった」
●共感の嵐から、攻撃の嵐へ
人気には、いい気もあるけど、悪い気もある 嫉妬とは、似たもの同士のあいだで起こるもの
●どんな人生になったって、小説家の人生は、成功だ 貧乏や不幸を楽しみながら書いているから
●障害者って言い方が、変
障害って、その人のすべてじゃないはず いろんな側面があるのに、障害だけにフォーカスして、障害者と言い切るのは、人権侵害
●編集と校閲は、格闘だ
読点「、」の位置を変えただけで、何もかも変わってしまうことがあるから
●作家は、言葉を使っているのでなく、言葉に使われているのでは
小説を書いているのではなく、書かされている
書くは、尽くすことだ
●大人になることは、美しい人間になること 優しくて強い人間に
大人の子どももいれば、大人になっても子どものままの人もいるから
●忘れな草の花言葉は、「もう忘れていいよ」
若い頃の作者の自伝かな~
10代に読んでもらいたい本の一冊
図書館の企画でした
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい😊
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