読了(研ぎ師太吉)山本一力
★研ぎ師太吉 山本一力
平成19年
深川の長屋で、研ぎ師をする太吉が、いろいろな人の力をかりて事件を解決
江戸職人のプライドを読ませながら、現代の問題も考えさせるような仕立
また、時代ミステリーと男くさいハードボイルド的な展開、太吉と関わりのあった、香織とかおりと一膳めし屋の娘が花を添えています
「とぎや」と「研ぎ師」は、明確に区別され、名人のもとで修行し、刀剣も研ぐ技術も身につけているので、「研ぎ師」とされています
同心に私的に雇われている目明し(御用聞き、小者、手先、岡っ引き)、悪役とそうでないものの違いが詳しく書かれています
今回は、一部目明しを悪役に、一介の職人の太吉を探偵役にし、時代物の約束をやぶって書かれています
職人たちは魅力的な人物が沢山、読んでいて楽しいです
太吉が、この人の手下になりたいという同心も魅力的に書かれ、太吉とのやりとりや仕草が好ましく、いつもの一力風です
サクサク読め、最後も前向きに、安定のスッキリです
★朝食
白米 かつお節スープ サバ サラダゆで卵 苺 ヤクルト
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください(^^)
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