読了(常識のない喫茶店)僕のマリ
★常識のない喫茶店☕
老舗喫茶店での職業体験エッセイ
お金はらっているから、お客様は偉いんだという人がいる
働いている人に失礼な態度をとる人や迷惑をかける人は、お客様でもなんでもない
そもそも、三波春夫の名言で「お客様は神様」ってのは、身銭を切って芸人を育てるのが「客」だという
勘違いこそ馬鹿の証明だ
注意するにも体力と気力がいるので、逆ギレしないでほしいと
作者は、喫茶店で働くことで、自分の気持ちを大事にすることで強くなったし
人の痛みにも敏感になった 強さはやさしさを裏打ちするものだと言っています
以前は、大企業の女性下着の営業職、いろいろあり退職、日本中を旅行したあと、喫茶店で働くことに
●出禁の例
・「どけ」とお気に入りの席にいるお客にいう常連客
・お冷やの水で歯間ブラシをすすいでいる老婆
・口が臭い人
・ハロウィンの仮装のまま、自撮りだけでなく、お客さんや店員まで撮ろうとした
・帰りぎわの大きな捨て台詞
・作った料理が不味いと言われたので、代金をもらわず「もう来ないでください」と言ったら、後で電話して来て「謝罪しろ」
・嫌がる言葉を言っているのに「そのくらい大目にみればいいのに」「減るもんじゃない」という人がいる
そういう人は、自分の浅慮を自覚して悔い改めてほしい
●推しの客
・神セブンというあだ名のお客がいる
近くのセブンイレブンで夜勤後
来るのだが、丁寧な言葉遣いや所作なのだ
夜勤明けの気持ちを落ち着かせるため、至福の時を喫茶店で過ごしている
・90歳教授の口癖「ヘイヘイ」で全ての会話が通じる
・コロナ緊急事態宣言の時
「ここはわたしの好きな場所です
引っ越ししてなかなか来れなくなりましたが、Xツイッターを見て力になればと応援しております」
など丁寧な文字のメモが残っていた そのメモは今でもお守りにしている
●グレーゾーン
・新聞やお札をペラペラとなめる人
・顔で注文する人「俺の注文がわからないなんてマダマダだな」的なことをいうのはダサい
飲食店で、自尊心を満たそうとする人は多い
・「女性店員」を見る男性客=ライトなセクハラ
・商店街ではスタスタ歩いているおばあさんが、喫茶店ではつらそうに歩いて、店員や他のお客に気を使わせる
女優なみの演技力
・新人に「ちったぁ慣れたか」とか、店員の連絡先を聞く古い常連客
・飲み物の追加を頼まず、「水」と何回も催促する
・在庫あらし=モーニングのトーストおかわり自由事件、一人で24枚食べた
●いいお店とは、生け花があり、店員さんの距離がほどよく、うるさ過ぎず静かすぎないところ
●いいお客さんは
軽食と水でなく、軽食と飲み物にする
滞在時間は長くても2時間、それ以上は、飲み物追加する
●まとめ
・喫茶店は、なんてことないように見えるが、非日常だ 一人になりたいけど、人の気配は感じたい ぼんやりもよし、読書もよし、こんな風に、小さなご褒美を与えるのは豊かなこと
・接客は、人の出会を自分の糧にする職業
名前も知らない人と顔を合わせるうちに、挨拶するようになり、関係が築かれる
思いがけず、うれしい言葉をもらえるようになると、じんわりする
・「やさしさ」「思いやり」という目にみえないもので、なりたつ仕事
勤務中のおしゃべり自由、髪型髪色自由、接客も自由、お客さんと喧嘩してもいい 出禁にしてもいいという喫茶店だから、働けた
なるほど~
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい😊
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