読了(背進の思想)五木寛之
★背進の思想
週刊新潮連載のエッセイ「生き抜くヒント」の新書化
91歳の作者
風呂に入っても体を洗わず、髪も数ヶ月に一回洗う 仕立てた洋服を何十年と着るなど、、、
ラジオの深夜便も人気ですね
🍀あらまし
背進の思想とは、ただ前向きに生きるのでなく、過去を顧みながら、後ろ向きで前に進むという新たな思想
デジタル社会は、高齢者にも否応なく、スマホの所有を義務付ける
だからといって、過去の習慣を不要として捨ててよいものか、と提起
人は、何万年もの集積の上に今を生き、自分も忘れがたい過去の集積体
変わり続ける世相の中に、予測しえない未来(地震疫病戦争)が浮かぶときにこそ、後ろを向きながら前へ
そして、世の中、オーライオーライ、なんとかなるさ と
(その他)
🍀長年、探究し続けてきた親鸞の言葉も引用
🍀コロナ禍で、自身の変化から、社会の変化迄書かれています
自分は、夜型から朝型に変わり、毎朝、新聞を隅々まで読むようになった
社会も夜型から朝型に変わるであろう、ラジオが見直される等々と
🍀作者は、ステイホ-ムを現代の隠遁生活のすすめと考える
原稿は400字詰め原稿用紙と万年筆、パソコンなしの電話はガラケ-と
🍀 断捨離に抵抗、捨てるべきものはモノではなく、ものは執着する自分の雑念であると
🍀国民すべてマスクは、戦後70有余年、これほどの一体感を覚えた時代はなかったのでは と
文章はリズムがあり、ときに飛躍、でもサクサク読めました 「親鸞」も読みやすかったことを思い出しました〜
個人的には、いい意味?(暮しやすい)の断捨離は賛成ですが✨
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お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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