読了(晩夏の向日葵2020年)
★晩夏の向日葵 弁護人五味陣介
福澤徹三
著書は、ホラー作家だけでなく、アウトロー小説の書き手として評価も高いとのこと
弁護人五味陣介は、かつては腕利きの弁護士でゴミジンと呼ばれていた
75歳のいまはおもに国選弁護を担当し、わずかな報酬と年金で生計をたてている
離婚して、慰謝料がわりに自宅を譲ったのは還暦のとき、独り身になってからは団地暮らし
深酒や煙草はやめられず、インスタントラーメンをよく食べている
好みの女将がいる小料理屋「志乃」の常連だ
五味いわく
世間の老人たちは、スポーツしたり終活したり、大人しく介護施設に入ってお遊戯したり、どれもまっびらごめんだ
息絶えるまで好きなように生きたい
ある日、知り合いの警官・真人は、オレオレ詐欺の金を受けとりに来た若者を現行犯逮捕した
犯人の立花康平は苦学生で、書類を受け取るアルバイトのつもりだったという
真人は、五味陣介に康平の弁護を依頼
五味は康平の罪を軽くしようと、邪悪な黒幕(特殊詐欺)の正体を暴くため、老骨にむち打ち奮闘する
◎逮捕から裁判まで◎
警察は被疑者を逮捕したら、48時間の勾留(留置所)をする
その間に警察は、取り調べし書類を作り、事件を検察に送致
検察は事件を受理し、被疑者を取り調べ、24時間以内に起訴か不起訴を決定するが、決まらない場合、裁判所に勾留請求する
勾留が決まればその日を含めて10日間勾留するが、検察の請求があればさらに10日間勾留が延長
逮捕から勾留満期までは23日間
被疑者は起訴されたら、拘置所に身柄身柄を移され、2ヶ月先の第一回公判を待つことになる
◎保釈請求◎
特殊詐欺の場合、起訴前の釈放は難しい 保釈金も高いとのこと
裁判所に保釈請求して、保釈が認められるのは起訴後
弁護士がいないと保釈許可はおりない
保釈金は日本保釈支援協会から、借りられるし、裁判が終われば全額返ってくる 弁護士費用は別
★昼食
白米 ワカメ煮干し味噌汁 ソーセージ サラダ ゆで卵 切り干し大根 きな粉バナナヨーグルト
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください(^^)
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