読了(料理道具屋にようこそ)上野歩
★料理道具屋にようこそ
WEBデザイン会社がうまくいかず、実家の飲食用品店・タクミ屋に帰ってきたミチカ でも経営状況は芳しくなく、、
商人の仕事は、お客様の期待する豊かな生活づくりをお手伝いするもの
考えもせずお客様の欲しいものを右から左に販売するのは、流通業だと
ミチカは、目の前のお客様に喜んでもらうため、とにかく時間を使います
効率なんか無視
ただ喜んでもらうため いくら探してもなければ、自分で作ってしまいます
タクミ屋を飛び出した社員達は、「暖簾分けした」と偽り、営業を仕掛けます
悩んだすえ、料理道具屋に変えることを決意
作品に出てくる道具は
・おろし金の工夫(目まっすぐは繊維を切る 目斜めは繊維を残す)
・卵焼き器(銅はふわとろ)(鉄は外カリ中ジュワ)
・胡椒を粗切り刻むペッパーミル
・金属アレルギー用の容器
などなど
食品サンプル店で働く同級生・ユイも良い仲間だ
他には
●民俗学柳田國男
ハレ(神様に感謝するお祭りの特別な食事)
ケ(毎日ある日常の食事)
今は、毎日の食事もハレを求めすぎ、作る方は大変だし
●デンキブラン(カクテル)
ブランは、琥珀色のブランデー
デンキは、新しいものは○○電気と呼ばれたことから
●大阪はダシが命、うどんなしの肉吸いが好まれる
●食の方言(おにぎりは全国、おむすびは東京)
●東京のエビ天は、衣がカリッと花咲かせる 九州は、フリッター状
●包丁研ぎは、心落ち着く 道具を大切にすることは、自分を大切にすること
●幅広いメニューのある食堂は、公共事業だった 大正時代米騒動で開設
●施設のおばあちゃんが、自分の使っていた弁当箱で、食事を出したら、美味しそうに食べたと
●選んだ孤独は、良い孤独
孤独を至福の時間として味わいつくす 安易に人と繋がりを求めようとすると寂しさが募る
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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