goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(病院でちゃんとやってよ)小原周子

★病院でちゃんとやってよ


現役看護師が描く、リアル介護ストーリーです



大浦東病院リハビリ病棟には、次から次へと患者がやってくる



病院は、治療するだけの場所ではなくなった 



35歳独身の大八木新菜は、リハビリ病棟で働く看護師 



家に帰ろう、帰りたいと望む人達の手伝いをする 



新菜は親子三人、子供のころ、借金返済で貧しい生活



高校時代は、バイト代を家に入れ卒業後、奨学金とバイトで、看護学校卒業し病院に 



二間台所風呂トイレ5万円の一人暮し 節約生活しながら、貯金も



楽しみは、エアロビ いろいろあるが、リハビリ病棟(退院支援)は、やりがいのある仕事 



死ぬまで入院可能が、時代と共に変わり、一定期間で退院させなければ、国が病院への診療報酬を負担してくれない 



「おまえら、患者のいうこと聞いていりゃいいんだよ 治せよ治せ」


現実を見ず、介護従事者を召し使いかのように扱ったり、自分勝手な希望を押しつける患者家族もいる


退院したら誰が看るかで揉める家族


母を元通りにするまで帰すなと威張り散らす息子 など



新菜は、甘えられる相手は、いない 寂しさを感じるが、弱音を吐いているときでない、、



介護の家族の教育から始めようと



そんな時、看護師長から「大八木さんは、家族に責任を負わせるのが、好きね 考えが足りないのよ ナースとして」



どこでもいる、モンスター



新菜は、家族に振り回されていますが、母親に対しては、古臭い価値観で人間ぽいです 



いちいち落ち込んでもと言い聞かせますが、オリはたまるでしょうね



次から次へと、患者の担当と送り出し、、前の患者との問題点や解決法もないまま慌ただしく過ぎますが、、



読み物としては、患者送り出しの後日談もほしいところでした



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)