goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢)山本功次

★大江戸科学捜査・八丁堀のおゆう 

千両富くじ根津の夢


シリーズ10巻のうち、3巻

このミス大賞受賞


江戸ではおゆう、現代では優佳の名前で、二重生活 おゆうの祖母も江戸と現代を行き来していた



おゆうは、八丁堀の同心、鵜飼伝次郎から十手をもらい、江戸の事件の解決にあたる



おゆうは、伝三郎の事を完全に江戸の人間と信じて疑っていない



でも、伝三郎は「陸軍特別操縦見習士官だった終戦直後、時空の歪み(江戸時代)に落ち、以降は当時に戻れないのであった



伝次郎は、おゆうの言動から「自分と同じく、未来から来た人間ではないか?」と推測しているが、どの時代かははっきり分からないでいる



未来から来た人間と推測するも、2人の間には70年以上の時代の開きがあるのだ




🍀さて、今回は、伝説の大泥棒「疾風の文蔵」が7年ぶりに現れたと



似た手口で蔵破り、千両箱が盗まれた



怖い頑固親父の岡っ引きに睨まれたり、悪そのものと思うような岡っ引きが出てきて惑わされる



おゆうを伝三郎、源七、千太ら仲間が頼もしく助けます



実は、文蔵は7年前に一味の弥吉に殺されていた



弥吉はこの7年間、安徳寺に隠れ住職になりすまし、寺での賭博などで資金を稼ぎ



その資金で寺社奉行などに働きかけ、位の高い寺(明昌院)に鞍替えしていた



明昌院は、千両富くじで有名



おゆうは、現代にたびたびもどり、指紋鑑定、DNA型鑑定、ルミノール反応など捜査手法で事件の解決に近づきます 



捜査手法は、江戸の世では存在しないので、どうやって江戸の人達に納得させるかというところが読みどころ



表向き、寺社奉行など黒幕には影響が及ぼさないような落とし所で落着(よくある話)



でも、おゆうは、誰も分からないように、真実を解き明かし、めでたしめでたし



おゆうと伝次郎、お互いに好意を寄せている2人



良い雰囲気になると必ず、邪魔が入るお約束なところもあり、サクサク読めました〜



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


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