読了(八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢)山本功次
★大江戸科学捜査・八丁堀のおゆう
千両富くじ根津の夢
シリーズ10巻のうち、3巻
このミス大賞受賞
江戸ではおゆう、現代では優佳の名前で、二重生活 おゆうの祖母も江戸と現代を行き来していた
おゆうは、八丁堀の同心、鵜飼伝次郎から十手をもらい、江戸の事件の解決にあたる
おゆうは、伝三郎の事を完全に江戸の人間と信じて疑っていない
でも、伝三郎は「陸軍特別操縦見習士官だった終戦直後、時空の歪み(江戸時代)に落ち、以降は当時に戻れないのであった
伝次郎は、おゆうの言動から「自分と同じく、未来から来た人間ではないか?」と推測しているが、どの時代かははっきり分からないでいる
未来から来た人間と推測するも、2人の間には70年以上の時代の開きがあるのだ
🍀さて、今回は、伝説の大泥棒「疾風の文蔵」が7年ぶりに現れたと
似た手口で蔵破り、千両箱が盗まれた
怖い頑固親父の岡っ引きに睨まれたり、悪そのものと思うような岡っ引きが出てきて惑わされる
おゆうを伝三郎、源七、千太ら仲間が頼もしく助けます
実は、文蔵は7年前に一味の弥吉に殺されていた
弥吉はこの7年間、安徳寺に隠れ住職になりすまし、寺での賭博などで資金を稼ぎ
その資金で寺社奉行などに働きかけ、位の高い寺(明昌院)に鞍替えしていた
明昌院は、千両富くじで有名
おゆうは、現代にたびたびもどり、指紋鑑定、DNA型鑑定、ルミノール反応など捜査手法で事件の解決に近づきます
捜査手法は、江戸の世では存在しないので、どうやって江戸の人達に納得させるかというところが読みどころ
表向き、寺社奉行など黒幕には影響が及ぼさないような落とし所で落着(よくある話)
でも、おゆうは、誰も分からないように、真実を解き明かし、めでたしめでたし
おゆうと伝次郎、お互いに好意を寄せている2人
良い雰囲気になると必ず、邪魔が入るお約束なところもあり、サクサク読めました〜
🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓
お読み頂きありがとうございます😊
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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