読了(おしまいのデート)瀬尾まいこ
★おしまいのデート
いろんなふたりの、はじまりとおわりを描く短編集
きれいな起承転結のお話し
解説では、作品を、薬膳スープ(優しい、じわっと)とあらわされていました
個人的に、おしまいのデートとランクアップ丼が良かったです
🍀おしまいのデート
中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた
公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース
そんな二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり
孫と祖父の会話の流れがテンポ良く、おしまいだけど、次につながるお別れの仕方です
「生きていれば、どんなことにも次はある」と
🍀ランクアップ丼
シングルマザーの母から、半ば放置状態で育てられた俺(三好)
鬱屈していた俺に、ただ一緒に玉子丼を食べ、とりとめのない話で、ゆっくり取り払ってくれた上じい(元教師)
「まあ三好、玉子丼でも食って、腹膨らまそうか」
「三好は食べっぷりがええ」
「仕事はうまくいっとるか」俺がスーパーで働くことになったのは、上じいのアドバイスだった
「三好は、人が集まる場所で働かなあかん」と
高校卒業しても、月一の玉子丼
元教師と男子生徒の関係は、2年ほど続く
俺の給料が上がり、上じいの好物の天丼をご馳走する日に、あることが判明し
🍀ファーストラブ
男子高校生同士のデート
主人公の広田は、クラスの宝田から、突然デートに誘われる
宝田の手作りの弁当 大量のおにぎり、卵焼き、ミートボール、コロッケ
デートの〆は、銭湯で、まんざらでもない広田
宝田が料理が上手な理由とか、なぜ広田を誘ったか、最後に明らかになる
🍀ドックシェア
公園に捨てられた犬を真ん中にした、32歳のバツイチOLと、中華料理店でバイトする男子大学生
ふたりがデートするまでの道のり
🍀デートまでの道のり
保育士の祥子と、園児のカンちゃん、シングルファーザーのカンちゃんの父の修平
実は、祥子は修平と付き合っているが、カンちゃんには内緒だ
三人で、まずは公園に遊ぶことを目標に日々の様子が描かれ、、
派手さがないけど、共感をよぶ作品でした~
🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓
お読み頂きありがとうございます😊
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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