goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(おしまいのデート)瀬尾まいこ

★おしまいのデート


いろんなふたりの、はじまりとおわりを描く短編集



きれいな起承転結のお話し



解説では、作品を、薬膳スープ(優しい、じわっと)とあらわされていました



個人的に、おしまいのデートとランクアップ丼が良かったです



🍀おしまいのデート

中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた 



公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース 



そんな二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり  



孫と祖父の会話の流れがテンポ良く、おしまいだけど、次につながるお別れの仕方です



「生きていれば、どんなことにも次はある」と




🍀ランクアップ丼

シングルマザーの母から、半ば放置状態で育てられた俺(三好)



鬱屈していた俺に、ただ一緒に玉子丼を食べ、とりとめのない話で、ゆっくり取り払ってくれた上じい(元教師)



「まあ三好、玉子丼でも食って、腹膨らまそうか」



「三好は食べっぷりがええ」 



「仕事はうまくいっとるか」俺がスーパーで働くことになったのは、上じいのアドバイスだった


「三好は、人が集まる場所で働かなあかん」と


高校卒業しても、月一の玉子丼


元教師と男子生徒の関係は、2年ほど続く


俺の給料が上がり、上じいの好物の天丼をご馳走する日に、あることが判明し



🍀ファーストラブ

男子高校生同士のデート


主人公の広田は、クラスの宝田から、突然デートに誘われる



宝田の手作りの弁当 大量のおにぎり、卵焼き、ミートボール、コロッケ



デートの〆は、銭湯で、まんざらでもない広田



宝田が料理が上手な理由とか、なぜ広田を誘ったか、最後に明らかになる



🍀ドックシェア

公園に捨てられた犬を真ん中にした、32歳のバツイチOLと、中華料理店でバイトする男子大学生

ふたりがデートするまでの道のり



🍀デートまでの道のり

保育士の祥子と、園児のカンちゃん、シングルファーザーのカンちゃんの父の修平


実は、祥子は修平と付き合っているが、カンちゃんには内緒だ 


三人で、まずは公園に遊ぶことを目標に日々の様子が描かれ、、



派手さがないけど、共感をよぶ作品でした~



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


お読み頂きありがとうございます😊

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)