読了(嘘ばっか)佐野洋子
★嘘ばっか
100万回生きたねこの作者
日本の昔話から西洋の童話まで、有名な話26篇を、大人な味付けで再構成
本来は、主人公が幸せになって終わるところを、脇役目線を取り入れたり、皮肉たっぷりに描いてみたり
解説の岸田今日子さん、作者をきれいごとが嫌いな人と評しています
タイトル「嘘ばっか」は昔話を、現代の疲れる嘘にパロディ化
想像力と闘争力を感じます〜
🍀概 略
シンデレラは、実は腹黒だった
こぶとり爺さんは、コブを愛する妻視点で描かれた
赤ずきんは、毒母の話
養老の滝は、現代の高齢化と孝行とは何かを考える話
かちかち山は、たぬきより、1番怖いのは人間かもと
ありときりぎりすは、ありの高齢おやじがたくましい
浦島太郎は、実は図々しい男だった話
白雪姫は、継母が美しく、白雪姫は醜い娘の話
くらげとさるは、お妃は、実はさると恋仲だった話
ヘンゼルとグレーテルは、近親相姦で、おばあさんを暖炉に押してしまう
マッチ売りの少女は、炎が好きすぎてマッチを全部すってしまった話
花咲かじいさんは、ばあさんは金持ちになるより平凡な暮しが好きだった話
ブレーメンの音楽隊は、ブレーメンがあの世だった話
眠り姫は、好みの王子がなかなか来なくて、歳を取りすぎ木になって倒れた話
三びきのこぶたは、わらの家がコスパ良かった話
ハーメルンの笛吹きは、子ども達に翻弄される笛吹きの話
挿絵もご本人によるもので、シャガールのようなイメージでした
🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓
お読み頂きありがとうございます😊
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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