goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(我らが隣人の犯罪)宮部みゆき

★我らが隣人の犯罪


デビュー作の短編集

平成2年刊行



時代背景もあり、特殊関係人・ワープロのワードもありますが、人情的な内容なので、今読んでも楽しいです



🍀「我らが隣人の犯罪」

誘拐するのは、主人公側なのに、隣人の犯罪とは


中学1年の誠 父と母そして妹の智子の4人家族 


念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が、室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった



誠と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ワンコを誘拐することに



作戦実施で、思いもかけない脱税書類とか出てきたり ワンコの首輪に宝石が隠されていたり




🍀「この子誰の子」

子供が主人公、子供の視点で進む


両親の留守中に、突然訪ねてきた父の愛人と子供



少年にはある秘密があり、愛人の子どもは隠し子でないと、愛人と対峙する



でも、その子どもは、少年の弟という驚きの結末で、ラストに納得



🍀「サボテンの花」

どうしてもサボテンを研究したい6年生 



サボテンと意思疎通ができるというのだ、、



教頭先生は、担任の反対を押し切り、応援



研究成果の発表は、大成功だった



ワン・アヘッド・システムを使ったトリックが面白い



サボテンを使ったテキーラをプレゼントされた教頭先生、生徒達に好かれてました(^^)




🍀「祝・殺人」

バラバラ殺人の謎とき


この短編の中で、唯一グロい表現があり、犯人の動機が判明すると、少し救われない気持ちになります


主人公は警察官ですが、結婚式場のエレクトーン奏者の推理で物語は進みます




🍀「気分は自殺志願」

主人公はミステリ作家


散歩途中に知り合った中年男性から相談が


彼は、インフルからの後遺症(味覚障害)に悩み、誰にもばれない自殺の方法を考えて欲しいと頼まれる



作家は、逆に、彼の長年の夢(本屋経営)をかなえるため、作戦をたて、、



そして、どんでん返しに成功 めでたしのお話し



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


お読み頂きありがとうございます😊

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)