goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(ジヴェルニーの食卓)原田マハ

先ほど地震、、、皆さまのご無事をお祈り申し上げます


また、金沢に旅行中の友人からも、ラインあり、、無事に戻れますように




お正月のお花、YouTubeを参考に

母のこけしを両脇に



★ジヴェルニーの食卓


芸術家といえども、家族があり、作品を売って生活し、そのために駆け引きする



悩みもあり、楽しいこと、いやなこともあり



何かが違う芸術家、それを芸術家の周りにいた人から描こうとする作品



もちろんフィクションですが、リアリティーがあります



🍀うつくしい墓

マティスの召し使い少女の独白



マグノリア(花)が縁、最初の主人はマグノリアのマダム



マダムが、マティスにマグノリアを持っていくように少女(マリア)につげる


だから、マグノリアのマリアだ



孤児とはいえ、マティスの死に影響を受けて、修道女になるマリア



マティスとビカソの交流も描かれて興味深い



マグノリアの花をめぐる話が、きれいに描かれています



マティスの生活、丁寧に描かれて、若いマリアがひかれるのも理解



🍀エトワール(星)

女性画家メアリー・カサット

は、ドガと同じ芸術家として、苦悩を分かちあえたかもしれないと思う



メアリーは、外国人(アメリカ)の富裕層で独身という点で、パリでは彼女を苦しめた



ドガは、芸術のために14歳の踊り子をヌードモデルにする犠牲をいとわない 



メアリーは、社交界の紳士達というパトロンを見つけながら、懸命に生きている踊り子少女達に思いやりを持つ成熟な女性だ



🍀タンギー爺さん

画材商(タンギー爺さん)の娘の書簡(セザンヌ宛)



野心を持つ若いゴッホ、ゴーギャン、ベルナール、セザンヌが登場



タンギー爺さんは、画家達の画材代金を、作品を買い取りすることにして、助けていた




🍀ジヴェルニーの食卓 

モネ義理の娘ブランシュ 


少女時代から、モネを知っていたブランシュ 


裕福な家に生まれながら、父親の破産により、モネ家と同居



モネ最後の大作、オランジュリーの睡蓮の完成を支え、励ました陰の立役者 


ジヴェルニーの暮らし、花々、庭園の様子が美しい


食卓のシャポンのロースト、オマール海老のソース、ピスタチオのケーキの香りも、芸術家達の原動力だ



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


お読み頂きありがとうございます

素敵な新年をお過ごし下さい🎍