読了(うちの旦那が甘ちゃんで)神楽坂淳
★うちの旦那が甘ちゃんで
飴どろぼう編
月也は、南町奉行同心
のほほんとした性格から、付き人である小者たちは、愛想を尽かしてやめてしまった
次の小物を、どうやって手当てするか、妻の沙耶が思いついたのは、自分が小物になることだ
岡っ引きなどに知れると、彼らが犯罪を犯しかねないから、内密に月也が、処理をすることもあり
与力と内与力からすると、月也は存分に働いているが、手柄らしいものは記録に残っていないと
だから書類上は、ぼんくら同心のままなのだ
でも、江戸の人達は、月也の良さと沙耶(小物、妻)を理解し、いつの間にか、深川日本橋に溶け込んでいた
ほのぼのと話が進んで、周りの協力によって事件は解決という仕立て
1、みつ飴と盗賊 編
唇に塗ると、艶が出る「みつ飴」が流行
そんな飴屋を狙う泥棒が現れた
月也からそのことを聞いた沙耶と牡丹(美少年)は、聞き込みをする
なぜ、飴屋自体があまり儲かっていないのに、わざわざ飴屋を狙うのか
犯人は、紅を商う桔梗屋だった
紅に「みつ飴」を塗る新しい商売をしようと考え、粗悪なみつ飴屋を排除するためだった
桔梗屋は「商売のこともありましたが、感謝されたかった
感謝にも質があると
自分は、親に褒められず育ったのか、感謝に飢えているから」
2,椋鳥と盗賊屋 編
不作農家が、冬に、江戸に出稼ぎすることを椋鳥という
盗賊屋は、盗賊の計画を立てて、それを人(椋鳥)に売りつける
実行する方が9割、報酬は1割
一度手を染めさせれば、男達は盗賊屋を奉行所に訴えることもでき、相手を縛るズルイやり方
与力と内与力は、月也に、架空の盗賊事件で犯人を捕らえろと
犯罪を処罰して、見せしめにした方がいい場合もあるからだ
月也は、犯人に、世の中に性根の腐った人間もいるが、今から良いヤツになれと言う
もう一人の犯人は
金のない子供達に読み書きを教えるために事件を考えたと
貧しいことが親子代々貧乏になるから と
月也は、架空の盗賊をした椋鳥達に、信州新蕎麦の代金の前払いを提案
(その他)
●両国は、なんでも四文、今でいう100円ショップかな
●人形と言う仕事
呉服屋に雇われて服を着る仕事 宣伝だ
●料 理
・辛味大根と蕪をおろしたものを混ぜ、鰻の箸休めに
・採れたて筍の刺身は、梅干しをたたき醤油で
・温かい豆腐は、ご飯にのせ、薬研堀七味唐辛子と醤油をかけ回し、崩して食べる
・山芋とお粥を混ぜたものに、水飴を混ぜて、鰹の出汁(醤油)、山葵をのせる
・蕎麦がきの田楽(信州味噌)
・豆腐の田楽(江戸甘味噌)
・バカ貝の生姜と醤油の煮付けとタラの芽を、蕎麦に
・白瓜をとろとろに煮込んでから、白魚を入れて、生姜と味噌を加える
・蕎麦抜き「抜き」で酒を飲む
・筍を茹で、醤油につけたものと、大根おろし、温かい蕎麦に
ほのぼの、疲れた時に読むのにちょうどいいかも〜
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい🎅
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