トムテ🎅 読了(まだ終わらないで、文化祭)藤つかさ
★スウェーデンの妖精トムテ
幸運をもたらす🎅
★まだ終わらないで、文化祭
2020年 小説推理新人賞を受賞
デビュー作品
毎年、生徒の誰かが、サプライズを起こすのが慣例の高校の文化祭
2年前、ゲリラライブで、人が殺到し教師がケガ、その様子はSNSにアップされ大問題に
去年は何事もなかったが、今年の文化祭は
宣戦布告をするかのように
2年前の文化祭ポスター
(BE YOURSELF)が貼られた
文化祭実行委員、市ヶ谷のぞみたちは、生徒達に聞きまわる
のぞみは、友人が多くて、誰からも頼られる自分でいることが、自分らしさなのだと思う子
でも清瀬や佐竹は、「理想の自分が今自分の前にあって、本当にそうなれるんだと信じている」って むず痒さを覚えると(打算的・小賢しい)
登場人物、若者らしい瑞々しさが
あるものの のぞみは、ちょっと可哀想だな
ビターな青春を感じさせました
最後に、明かされた真相に打ちひしがれる、のぞみ
読み応えありの学園ミステリーでした~
●花火やゲリラライブを実は、清瀬と佐竹が、裏で取り仕切っていたこと
●普段は飄々としている佐竹の清瀬への素直な想いが可愛い
●藤堂が、好きな子に告白する環境を作りだした清瀬
●そこまで藤堂につくす清瀬の理由
「えっ 俺何もやっていないよ」の言葉
藤堂は、可哀想な人を助けるとか、裏でいろいろとりなしてとか、打算的なものがない
藤堂の行動には、雑味がない
それに比べ、清瀬は、自分の打算的な行動がなんて小賢しいとか思ってしまう
そして、清瀬は、藤堂のために裏方になろうと決意したと
なるほど~
●文化祭のポスター
BE YOURSELF(自分らしさ)暗示されてました〜
●自他ともに、認める市ヶ谷のぞみの学校での立ち位置
それにとらわれすぎたか、読み違えていたのか、気がつけば、ぼう然とするのぞみ
作者は、上手いなぁと
文化祭って、馬鹿騒ぎや恋の告白がつきもの〜思い出しました😁
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい😊
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