goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

今日のカフェ  読了(見果てぬ花)浅田次郎

トシ・ヨロイヅカ京橋にて


手前は、京橋限定のケーキ🍰


奥の🍓ロールケーキも人気





八重洲ミッドタウンにて


ねぶたのクリスマス




★見果てぬ花


JALグループ機内誌の掲載されていた41のエッセイ



タイトルは、京都、花の季節、狙いを定めてきたが、まだ早かった 「見果てぬ花」



表紙の猫ちゃんは、「玲玲リンリン」かなと リンリン19歳10ヶ月の家出とその結末も 作者の猫たちは長寿



(残ったところ)

●明治25年までは、都道府県人口の第一位は新潟 


新潟の地図上の、上下と京に向かっての上越、中越、下越が違っている事による混乱話



●一泊二食風呂付の宿泊システムは、江戸時代の太平がもたらした文化



●中国のお気に入り朝食

ピータン入お粥と、温かい豆乳と揚げパン



●30歳まで肉を受付けなかった


ジビエや臓物は駄目 

馬は馬主歴20年で駄目

鶏唐揚げは駄目、でも京都の鴨は好物



●仙台味噌2と、八丁味噌1の味噌汁が好物



●タオルの偏愛

常に約20枚のタオルに囲まれて過ごし、うち1枚は頭上に



江戸時代

湯銭は、6文

髪結賃は、30文 


番台で、度々結い直すわけにいかず、頭に手拭いをのせたのでは


江戸時代のならわしが、自分の頭に生きている 



●以前は、菖蒲湯や柚子湯には、銭湯の番台に祝儀をはずむのが、江戸っこの心意気だった



●松花堂弁当は、江戸時代の学僧であり書画家の、松花堂昭乗の名にちなむ


晩年、営んだ茶室で洒脱風雅な弁当が起源 


幕の内は、芝居の幕間に食べたにちなむ



●通称ハン・エビ

日本風洋食は、ワンプレートでハンバーグ・海老フライ・ナポリタン・ポテサラ・キャベツキュウリ 



●テンプラ小僧の作者 

昭和30年代までは、肉が高価


そこで、高カロリー低コストの副産物は、テンプラだった


エビは不在、つまり「テンプラ」と称する野菜精進揚げだ



●作者の自虐ネタ・ハゲ(自身で何度も)の話、ユーモラス



●東京-パリの所要日数と行程

1930年代

船旅で40日

東回りで大陸間鉄道で25日

満州鉄道とシベリア鉄道で15日



●作者に届いた南アフリカからの手紙


高齢者相手の振込み詐欺だった

詐欺件数の多さに驚く



●江戸前ダイエット

大豆入ご飯で成功



●作者は自衛隊から作家に


どんな職業からも作家に転職できると言うけど、自衛隊から作家になった人は珍しい



●温泉エピソード

ぽつんと一軒家の戸を叩くと、商売っけのないおばさんに、しぶしぶ許されて客となった話



笑いもありましたが、雑学含む知的エッセイでした🎅



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい😊