goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(喜劇 愛妻物語)足立紳

★喜劇 愛妻物語



監督・脚本家

映画「100円の恋」の安藤さくらは、日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞受賞



売れない脚本家の豪太は、妻チカ、5歳の娘のアヤと、三人暮し


結婚して10年になる夫婦だが、夫の年収はたった50万円で、家計は、もっぱら妻のパートに支えられていた



ダメ人間を描く際に、甘やかしてはいけないが、作者の信条のようで、ダメ男ぶりを、徹底して描いています



チカも、終始彼に罵声を浴びせるので、夫婦キャラは相当強い印象



さて、物語は

夫婦の倦怠期に悩む豪太は、チカの機嫌を取ろうとするが、チカはろくな稼ぎのない夫に冷たい



仕事もせず、スマホをいじるばかりの豪太



情けないダメ男? 仕事には、精を出して売れる日を、目指して頑張っているものの、妻の小言は聞き流し、何を言われても、ヘラヘラしています



肉食系男子である豪太は「金さえあれば愛人を囲えたのに」と、自らの境遇を嘆きます


ある日、構想を練っていたホラー映画「八日村の祟り」の映画化が決まったことを知らされます



また「四国にいる高速でうどんを打つ女子高生」の話、豪太に直接四国に行って、女子高生を取材(自費)してほしいと



豪太は、運転免許を持つチカに、取材を兼ねた四国旅行を持ちかけました



当初は、乗り気ではなかったチカでしたが、一家は、鈍行列車を乗り継ぎながら、高松に到着



チカの節約ぶりがすごい


うどん屋で、一番安いかけうどんを食べる


ビジネスホテルは、シングル1部屋しか予約していない 


作戦は、豪太とアキが先にチェックインし、チカは、ホテルの裏口からこっそり侵入するもの



立ち寄ったワイナリーで、車の運転のために、酒を我慢していたチカは、持参した水筒にこっそり試飲用のワインを注ぎ込みます



翌日、うどん屋の取材に行ったところ、すでに他の契約が知らされて、あぜんとします


むしゃくしゃした豪太


チカの財布から、一万円を抜いて、街にフラフラ


泥酔して道端に座り込んだ女に遭遇、彼女を助けるフリをしてセクハラしようと



しかし、居合わせた警察官に見つかってしまいます そして身元引受人はチカ、、



あきれたチカは、一人で、小豆島に住む大学時代の同級生の由美に、会いに行きます


由美から「豪太さんのことを、信じてるから別れないんでしょ」と 


同時に、付き合っている年下の彼氏との関係を話すのも人間くさく



一方、豪太は、コリもせず、娘のアキと二人で海水浴場に行き、浮気相手(以前あった)にケータイで話します


その間にアキがいなくなってしまいます どうしようもない豪太、、



しばらくして、見込んでいた映画化の話は、コケてしまいます 



またまた修羅場に 泣きながらついに豪太に別れを切り出すチカ 



ダメ男は、一緒にいると甘えちゃうから、別れた方がいいと 



でもこの場面においても、まだ豪太の顔からは薄ら笑いが消えない、、あぁ~



それでも別れない二人


チカが、幸運の赤いパンツをはいて、おならをしながら、寝ているところで終わります



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