goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(ケーキを切れない非行少年たち)宮口幸治

★ケーキを切れない非行少年たち


作者は児童精神科医



少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが



問題の根深さは普通の学校でも同じだと



認知機能の低さ = 軽度の知的障害者には



学童時期に、これが放置されたまま成育したために、種々の問題が発生していると



人口の十数%いるとされる「境界知能」を焦点にしています



🍀あらまし

非行少年は知的なハンディを抱えていることも多く、その場合は「反省」する力さえない



彼らは障害が軽度であれば、日頃は普通に過ごせるため、大人になってからも支援の機会を逸し、さまざまな困難に直面しがち



受刑者が一人生まれると年間400万円の社会コストがかかる 



🍀残ったところは


反省以前の少年たちが多いと、、闇バイトで捕まった少年たちに話を聞くという番組で



後悔していると言う少年がいる一方で、悪いことをしたと思っていないし、何とも思っていないと言った少年が


これが、反省以前の状態かもと



🍀社会コスト削減とは


少年院の受刑者に対する年間経費が300万円



納税者になった場合には、100万円の納税が期待できる 


だから合計400万円の違いが出ると



刑事施設の収容人数は、平成29年末では、56000人 


単純計算で、2240億円の損失




被害額は含まれていないが


財産犯は2000億円 、殺人傷害性的暴行の被害額を合わせると、5000億円くらいか



🍀子どもの早期発見と支援が必要 



🍀最も効率的に支援できるのは、学校以外あり得ない



🍀人口の十数%いるとされる「境界知能」に対し、 学校での一日5分のトレーニング提案


テストと違いゲーム感覚


教材にお金をかけなくでも、 トレーニングできる


具体的には

記憶、言語理解、注意、知覚、推論、飯田に対応し、覚える数える写す見つける想像するのゲーム



🍀少年たちは、IQ高くても感情コントロールが弱いと、判断を誤るケースも



作者が少年院でトレーニング


少年の一部から


人に教えてみたい 

人に頼りにされたい 

人に認められたい 


の気持ちに、少しホットしました〜



🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓


お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい😊