読了(ケーキを切れない非行少年たち)宮口幸治
★ケーキを切れない非行少年たち
作者は児童精神科医
少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが
問題の根深さは普通の学校でも同じだと
認知機能の低さ = 軽度の知的障害者には
学童時期に、これが放置されたまま成育したために、種々の問題が発生していると
人口の十数%いるとされる「境界知能」を焦点にしています
🍀あらまし
非行少年は知的なハンディを抱えていることも多く、その場合は「反省」する力さえない
彼らは障害が軽度であれば、日頃は普通に過ごせるため、大人になってからも支援の機会を逸し、さまざまな困難に直面しがち
受刑者が一人生まれると年間400万円の社会コストがかかる
🍀残ったところは
反省以前の少年たちが多いと、、闇バイトで捕まった少年たちに話を聞くという番組で
後悔していると言う少年がいる一方で、悪いことをしたと思っていないし、何とも思っていないと言った少年が
これが、反省以前の状態かもと
🍀社会コスト削減とは
少年院の受刑者に対する年間経費が300万円
納税者になった場合には、100万円の納税が期待できる
だから合計400万円の違いが出ると
刑事施設の収容人数は、平成29年末では、56000人
単純計算で、2240億円の損失
被害額は含まれていないが
財産犯は2000億円 、殺人傷害性的暴行の被害額を合わせると、5000億円くらいか
🍀子どもの早期発見と支援が必要
🍀最も効率的に支援できるのは、学校以外あり得ない
🍀人口の十数%いるとされる「境界知能」に対し、 学校での一日5分のトレーニング提案
テストと違いゲーム感覚
教材にお金をかけなくでも、 トレーニングできる
具体的には
記憶、言語理解、注意、知覚、推論、飯田に対応し、覚える数える写す見つける想像するのゲーム
🍀少年たちは、IQ高くても感情コントロールが弱いと、判断を誤るケースも
作者が少年院でトレーニング
少年の一部から
人に教えてみたい
人に頼りにされたい
人に認められたい
の気持ちに、少しホットしました〜
🍎 🍊 🍌 🍇 🍉 🍑 🍓
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい😊
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