goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

ラインのプライバシーポリシーの同意 読了(猫の目を借りたい)槇あおい

★ラインのプライバシーポリシー同意をしました


ラインとヤフーが統合するので、必要とのことで、同意しないと、11月から、使えないらしいです



★散歩途中、器の催しに、立ち寄り





★猫の目を借りたい



サイレントニャー

猫は人に聞こえない高い音で鳴く 

霊は、サイレントニャーが聞こえると



SNSで炎上し、仕事の依頼がこなくなったイラストレーター30歳の千鶴



倒れて、入院した叔父の桔平から、飼い猫・ユキの世話(猫語りの仲介役)をしてほしいと頼まれる



ユキには、あの世とこの世を繋ぐ能力があると



死者は、ユキの身を借り、ユキが瞬きを7回する間、大切な誰かと対面することができる



猫語りが生まれたのは、江戸時代


歌川国芳の父親で、染物屋の柳屋吉右衛門が、飼い猫のフクをあまり可愛がるから、夫婦喧嘩ばかり


ある日、心臓発作で亡くなった吉右衛門は、自分の通夜に忍び込むと、女房が、夫が早死したのは、自分のせいだと、、


吉右衛門が、悔いていたところ、フクが、「目を貸して上げましょう 生者と話せるようにしましょう」


ユキは、フクの子孫 だ



「猫語り」には、お布施(一番幸せな思い出を猫に語ること)が、条件で、選択権はユキにある



現れた霊は

●突然死した老弁護士が、妻に

●殉職した消防士が、ひとり残した妹に

●毒親に育てられた男が、実の母のように接してくれた大家さんに 



それぞれ話すことができ、こころ残すことなく、幸せだったと、、



千鶴も、猫語りのことを理解してもらえるようにイラストで説得したり、、



仲介役をすることにより、誰かの役にたてることが、支えになると



大事な人を失った後も、人生は続く


橋渡しが、自分を救ってくれる


その姿を母が見守ってくれ、いつか千鶴も旅立つ日がくれば、また会えるから




作者は、心の機微をすくいあげると定評があり、ぐっとくるものが、ありました~



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい😊