goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

変わり大福 読了(タイムマシンに乗れないぼくたち)寺地はるな

★クリームソーダ大福


スーパーに行ったら、変わり大福の催事が


20種類くらいありました





★タイムマシンに乗れないぼくたち




若い世代が、人知れず抱えている 居心地の悪さや、寂しさ


それに寄り添い、心が軽くなる瞬間を描く



●「コードネームは保留」

楽器店で働く優香は、自分を「殺し屋」設定にすることで、日々をこなしていた 


いつも、「どっち派」かを証明しないと言われながら


「あなたの考えはわたしと違うけど、でもあなたの考えは理解した」という優香のスタンスは、相手を不安にさせてしまうらしい


でも、わかってもらえなくても、思い切って言葉にすることで、自分の感情が、色を持った



●「タイムマシンに乗れないぼくたち」

恐竜好きの孤独な小学生と、謎の男性の交流


引越して、学校に馴染めない「ぼく」は、博物館が唯一落ち着く場所だ



ある日、博物館で現実逃避をしているスーツ姿の男性と出会い、、



●「口笛」

「我々」という言葉は、初音の「個」としての輪郭を曖昧にしてくれる 


幸せが一種類でないことは、知っている


それなのに、私達は、「女」の幸せから離れていく者に、「どうして」と問いかけてしまうか



●「夢の女」

亡き夫が、創作した小説に理想的な女性が、、


妻は、それに囚われていく


ある日、身内が誘ってくれた場所で、夫との思い出がよみがえり、現実を受け入れていく



●「深く息を吸って」

息をひそめるように、日々を過ごす「きみ」


他人にしてみれば、ささいなことでも、あれこれ想像してしまう


ある日、思い切って、自分の「拒絶などなど」の感情を相手に伝える


大きく息を吸って 


これから大人になるたびに、そういうに出会いを重ねていくことになるだろう



●「灯台」

私のことを好きなだけ、やさしい言葉を引き出せる機械みたいに扱う人がいる 


やさしさATMのように 


第三のポジションに、おかれる自分に、うんざりしながらも、心地よさを感じているが


たまに、自分が、他人の嫉妬心を引き出すために利用されることがあるのだ


勇気を出して、自分の思いを口にしよう



●「対岸の叔父」

町いちばんの変わり者は、ぼくの叔父さん


変わり者だから、逆に、生きやすいとか、自由だと言われたりするが、、


そんな人を、勝手に「人生に障害がなにもない」と決めつけようとしていた 



孤独を保ちながら、それぞれ、微妙に救いがあるので、安心してサクサク読めました (^^)



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)