goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

モンブランとJA 読了(おいしいごはんが食べられますように)高瀬隼子

★今日のモンブラン(甘め)



★今日のJA


芋🍠栗🌰かぼちゃ🎃リンゴ🍎梨🍐メイン




★おいしいごはんが食べられますように(芥川賞受賞)



タイトルから、ほっこりする小説かと思ったら、違いました〜


職場の人間関係のお話で、一人称の主が、章ごとに変わります


そつがなく、密かに食が苦手な二谷(男性)


仕事は、嫌いだけど得意な押尾(女性)


無能?だけど、職場で庇護される芦川(女性)


手作りお菓子作戦も一つの生存戦略か、、美人で、自己主張少なめ、ニコニコの芦川


芦川に取り込まれていく人達もリアル



ある日、押尾は、二谷に、芦川が苦手だから、一緒に意地悪しようと、二谷も承諾します



でも、芦川を選んでしまう二谷 悪い人ではないけど、、



二谷は、社会一般的な価値観にもイラっとしてます 



例えば、祖母から孫の顔が見たいと言われたり、将来の就職を考えて、文学部でなく、経済学部を選択したとか



三角関係ですが、二谷を取り合っていません


押尾は、二谷の飲み友です



その後、芦川は、二谷の部屋で、夕食を作ってくれる関係に 



でも二谷は、彼女が配ったケーキは食べずに、ゴミ箱に捨てます 



二谷は「自分の時間や行動が、食べ物に、支配されるのが嫌いだ」と 



最後、押尾は、サバサバして退職していきます



押尾は、許せないから嫌いではなく、嫌いでいれば許せる気がすると



強いか弱いかを競えば、弱い方(芦川が残る)が「当然」勝つ職場のふんいき 



どこでもこういう人達いますね 



長い目で見ると、場合により、芦川さんの今後の人生がキツイかもです〜



お読み頂きありがとうございます

素敵な一日をお過ごし下さい😊