読了(なごり雪)新堂冬樹
★なごり雪
なごり雪に願い事をすれば叶う と
トップモデルの海斗に密着取材するため、スイスを訪れたファッションライターの小野寺古都
2人は惹かれあうが、海斗が交通事故で半身不随となってしまった
幻肢痛・自律神経の調節も機能しない・寝返り出来ず皮膚の炎症・合併症の尿路感染
普通にできたことが、できなくなる生活の絶望感とストレス
ついに海斗は、スイスにある自殺幇助団体 レヒトに申し込みする
スイスは、安楽死は禁止
団体が行っているのは、自殺幇助 自殺のお手伝い
会員は、自ら致死量の薬を手に取る 麻痺して動かない人には、顎で押す
安楽死じゃないと証明する資料にビデオ録画 会員死亡後、警察に通報、葬儀屋手配
死にいたるまで、会員に本当に死にたいか何度も確認 レヒトは、会員の死ばかりでなく、生きる方向であれば、全力でサポート
●古都の知人 真子さんの言葉
ガンで余命半年
絶望して安楽死を選ぶか
今までできなかったことをやり尽くすか
私は後者を選んだ
レヒトに登録して、実行するまで平均日数は四ヶ月から五ヶ月かかる
実行までに期間を空けるのは、冷静になって思い止まる可能性を高くするのが狙い
たった一、二ヶ月早く死ぬために高いお金を払うより、やり残したことにお金を使うほうが楽しい
●視点によっては、状況が変わる
古都の視点は、安楽死を否定するのが善
海斗の視点は、その逆
●古都は、自分を信じて、気の済むまで海斗に想いをぶつける 二度三度百度 最後は根性が物を言うのだ
●古都を信じたい 古都と苦難を乗り越えれるかもしれない でも古都が心変わりしたら、想像以上の負担になったら、怖くて、拒絶していると
でも大切なのは、想いの強さ
二人は、日本に戻って、精力的に第二の舞台を探し始める
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
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