読了(モンスターと食卓を)椹野道流
★モンスターと食卓を
医大に法医学者として務める杉石有(すぎいし なお)には、消えない心の傷が
死に関するトラウマに、人との係わりを避け心を閉ざしていた有
有は、死者に仕える今の仕事で、少しでも罪を償えたら そう思って生きています と
ある日、物騒な事件の遺体が運び込まれ、その担当刑事は、有の過去を知る人物だった
落ち込む有に、かつての恩師ソウコから、連絡が
有に託したい「もの」があると
ソウコが託したのは、「可愛いモンスター」シリカ
謎めいた美少年で、本人の天真爛漫さとは裏腹に何か有りそう シリカは、聴覚視覚味覚に敏感だ
無邪気だが、時に?の彼に、振り回される有
そんな有の心をこじ開けるような存在になっていきます
単純?すぎて、口の悪い日長刑事
温かく見守っている虎目医師
ふたりの登場人物も興味深いです
●トウコさんの言葉
あなたの話しを聞いてくれる人が、いるはず あなた自身が拒んできただけ
胸を開き、他者と感情や言葉を交わさないと心は育たない
正義とは、他者との議論の訓練に、いい題材
きちんと栄養をとってまともに働くようになった脳で、死ぬことが最善・最適な行動なのか?
まずはこれを噛んでみて
生きている人は、死んだ人の受け皿になるんだって 忘れない人がいるから、魂は安心して旅に出られる と
●まとめ
サクサク読めました~
みずから心を凍てつかせた有、シリカのおかげで、解けて再び流れ始めます
そして、不思議な共同生活が始まり、新たな事件が起こる予感です
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい(^^)
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。