読了(月の満ち欠け)
★月の満ち欠け 佐藤正午 2019年
2017年直木賞 2022年映画化
ファンタジーか推理小説か
「月のように死んで生まれ変わる」
30年におよぶ年月、小山内・三角・正木と生まれ変わりの「瑠璃」の交錯する人生を描く
小山内は、愛する妻と家庭を築き、幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常は一変
悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる
事故当日、娘の瑠璃が面識のないはずの三角に会いに来ようとしていたという
そして、三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出す
小山内が三角という男が突然現れて「あなたの娘さんはだれかの生まれ変わりだったんじゃないですか」と、無理やり傷口を開くようなことを言われる
閉じていたものを久しぶりに開かれるところは辛いこと
最初は、閉じていた小山内が、生まれ変わりに向きあい、これからの人生を前向きにとらえていくので、読後感は良かった
(番外編)
80歳を越えた老人が、オウムに亡き妻の名前をつけた
妻が亡くなって、ある日庭にオウムがやってきた 「八重か?」と聞いたら、オウムが「はい」と答えた
それ以来、彼女を肩にのせて散歩するのが日課だ
★朝食
白米 豆腐油揚げ味噌汁 鮭 ほうれん草ごま和え ゆで卵 苺 ヤクルト
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください(^^)
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