読了(愛すること、理解すること、愛されること)李龍徳
★愛すること、理解すること、愛されること

作者は在日韓国人三世
自殺した後輩の妹・涼子に招かれ、軽井沢の別荘に集った男女4人
光介と巴香(陶芸家)夫婦
淳吾と珠希(家が資産家)夫婦
それぞれの人生の選択が会話形式で進みます
人間には暗い面しかない、っていう視点
誰が為の生か、他人の幸不幸と善悪を判断するのは?
タイトルは明るいんだけど、「救われなさ?」を題材した作品?でも暗くはない
責任とか母性とか、心があるかないか、呪いみたいなワードがやがて自身に刃を向けるようになるんじゃないかって、
だから、自分に正直に子供を夫に託し、離婚し、海外で仕事をする珠希
光介と巴香は、夫婦関係は、言いたいことを言えなくてふさぎ込んでしまうってのが、いちばんの害悪と、結構言い合います
また、光介の巴香に対する密かな評価を、第三者の偏見をたっぷりに踏みつけて、こちら側の結び目を固くするというやり方にも納得
巴香と珠希は親友?だが、巴香は、珠希を羨みしながらずっと一緒にいることができる、、
淳吾は、珠希と離婚し、子供を引き取り、涼子と付き合うがやがて別れます
別荘で、涼子と対峙する巴香と珠希の嫌味たっぷりな会話は、普通は言わないなぁ(若い時はともかく)と感じましたが、、
そうはいいながら、珠希が玄関で泣くところ、早朝に巴香が小皿(陶芸家のアルバイト)を作るところの描写は、よかったです
無条件の愛は、神聖視されたり、最も尊いものと一般的な解釈だが、作者がその真意?に挑む作品
確かに文学作品でした~
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごしください
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