読了(五つの季節に探偵は)逸木裕
★五つの季節に探偵は
面白かったです
探偵の父親を持つみどり
みどりも探偵に、人間の裏を暴く興奮にのめり込んでいく
みどりは、依頼者や友人を傷つけることになっても謎を解かずにはいられない
五つの嘘と真実
五話は、そんなみどりが、後輩・相棒の言動に動かされていく
●一話2002年春
高校二年生のみどり
教師・清田は、若く明るく人気のある男性
みどりが清田を尾行すると、ラブホテルでは同級生と会っていた
その他にも複数の女子と関係し、清田はその女子達を恫喝していた
●二話2007年夏
京都大学のみどり
友人が、香道の師範に貴重な龍涎香(マッコウクジラが吐き出す結石)を盗まれた
友人は、穏便に龍涎香を返してもらいたいとみどりに相談
みどりは、師範が病臭覚を失っていたことをつきとめる
●三話2009年秋
駅前の駐輪場で、高額自転車の鍵だけが盗まれる事件が多発
犯人はプロの空き巣
鍵の暗証番号4桁が、自宅にある通帳やカード類と同じ確率が高いことから、鍵の番号を解読し、今度は持ち主の自宅に盗みに入る
●四話2012年冬
軽井沢で休暇を取るみどり
軽井沢のドイツ料理の店でピアノを弾いていた女性と知り合う
女性の二十年前のドイツの話
最初は、指揮者を目指していた恋人が、薬物に手を出してしまった話だった
しかし、みどりは恋人てなく、女性本人の話だったと見抜く
●五話2018年春
後輩・相棒の要(元鳶職の女性)とリベンジポルノ(別れた恋人に逆恨みされ、性的な画像をばらまかれる)をした加害者を探す
エアドロップ、スマホからスマホに画像を送る、半径10メートルくらいのアイフォンに直接送れる
エアドロップを使う理由は、証拠が残らない ネット経由だとIPアドレスが投稿先に残り、犯人が特定できるから
エアドロップはネットを経由しないので、記録が残らない
みどりは被害者の自作自演を見抜く
被害者兄妹の確執が理由
妹は兄の結婚式に出たくなくてやった
お読み頂きありがとうごさいました
素敵な一日をお過ごしください

このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。