読了(くろねこカフェのおやつ)高橋由太
★くろねこカフェのおやつ

シリーズ第2弾
江戸時代中期、八つ時(午後2時から4時ごろ)に食べていた軽食が「おやつ」の語源
葬儀会社を谷中風花、喫茶店を兄の景が亡くなった両親から引き継いでいる
葬式のオプションで、お茶会の生前予約をすれば、その喫茶店で大切な人たちにおやつを振る舞うことができる
残された人たちが出されたおやつを通し、故人からのメッセージを受け取り少しでも前向きになる四話
1.独りぼっちの楽花生(千葉のオランダ家)パイ
20年引きこもりをしていた由美香(40歳)は、介護職の母(70歳)が生前予約していたお茶会に
母との思い出を振り返りながら、自立の決意をする
落花生を使ったパイを食べながら、楽しい時間を過ごしてほしいと「楽花生」という言葉を使った
2.猫とティラミス
夫に先立たれた恵美、生前夫が可愛がっていた黒猫(小梅)をSNSに投稿
その反響になぐさめられていた
ある日、自分が死んだあとに小梅のことが心配になった恵美は、衝動的に小梅の飼い主募集
譲渡を迷っているうち、ある日小学生の女の子(長年闘病)からお茶会のお誘いが
ティラミスはわたしを元気つけての意味 女の子は小梅に元気をもらっていたと
3.泣きたい夜にマロングラッセ
長年連れ添った妻から夫にお茶会のお誘い 夫は妻に見送られるとばかりと思っていた
ある日、オランダ元首相夫妻が安楽死をしたとニュースを知った
失意の夫がお茶会に 妻のレシピで作られたマロングラッセを食べた夫 幸せの味がした
※マロングラッセは、紀元前、アレキサンダー大王が、妻ロクサーヌの為に作ったことから、ヨーロッパでは永遠に愛を誓う印として、男性が女性に贈る習慣に
マロングラッセを作る時に出た破片をクリーム状にしたものが「モンブラン」らしい
4.さよならはベーコンのチョコレートがけ
アメリカ・コロラド州の名物、アメリカ人のベーコン愛から生まれたもの
「望んでいない優しさなんて迷惑、自分がお荷物だと思い知らされる」と病気がちな優希は、葬儀社にアルバイト
そこで、指導者の岩清水から「職場は思い出を作る場所ではありません 今後の人生に役立てる知識と経験を手に入れるところ」の言葉が生きがいに
長生きしてほしいと言いながら、どこかど諦めていたわが子の人生を考えていた母親
生前予約した優希から、岩清水と母親にお茶会のお誘いが
お読み頂きありがとうございます
素敵な一日をお過ごし下さい
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。