goodday20221010のブログ

読書日記、たまに暮しを綴ります

読了(たぶん恋しい)一穂ミチ

60代からのさじ加減ブログ

★たぶん恋しい


作者の世界観、不思議で洒落もあり、でも説得力もあり



吉川英治文学新人賞、島清恋愛文学賞、直木賞等の受賞も納得



ままならない人間関係?を描いたショートストーリー6編



一穂ミチ節と言われます



摩訶不思議な展開でしたが、安心感ありサクサク読めました



●「エンパイアライン」

僕には見えない が、恋人・マリは愛猫セツコを溺愛


架空の猫(イマジナリーペット?)の話

セルフメンタルケアに使われるらしいが、非現実が現実になるか?



●「わたしたちは平穏」

同棲を始めた若月と井子

似た者同士、穏やかで質素な生活に満足していた

そんな生活に、元妻の気配、月イチで若月が作るとこってり料理


元妻の幽霊が家のなかにフラリと現れるとか、、、

自分達を、品種改良と氷まくらと薄い恋と感じる井子



●「月を経る」

緋佐子(48歳)は年下恋人・保(36歳)との自由な?付き合いに満足していた


更年期か生理不順(大量出血)を期に、同棲か結婚かの話しが

二人の会話は、次の扉を開けることができるか 



●「あなた」

23年ぶりに単身赴任を終えて帰ってきた夫の整形疑惑

久しぶりの生活に妻が感じる違和感がリアル



●「すげえ泣くじゃん」

甥っ子・一(はじめ)が、3年前失踪した母がアドベンチャーワールドのパンダ返還で泣いていたTVを見て奈良にいると知り、一緒に探してほしいと


僕(叔父・透)は恋人・藍と一と三人で旅に出る

「手を繋いでいても、ほどきたくなることもある」とか、一と透と藍の関係が良い

 


●「たぶんそんな感じ」  

高齢者施設にいた大叔母(若い頃は文化人類学の研究者)

言葉のかわりに口笛で話しをするので施設から姪孫に苦情があり、同居人(詩人)のいる実家に戻る 


同居人や大叔母とのそれまでの人生、姪孫の仕事(SMSや情報に振り回されて退職)等を振り返り、前向きに




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