読了(たぶん恋しい)一穂ミチ
★たぶん恋しい

作者の世界観、不思議で洒落もあり、でも説得力もあり
吉川英治文学新人賞、島清恋愛文学賞、直木賞等の受賞も納得
ままならない人間関係?を描いたショートストーリー6編
一穂ミチ節と言われます
摩訶不思議な展開でしたが、安心感ありサクサク読めました
●「エンパイアライン」
僕には見えない が、恋人・マリは愛猫セツコを溺愛
架空の猫(イマジナリーペット?)の話
セルフメンタルケアに使われるらしいが、非現実が現実になるか?
●「わたしたちは平穏」
同棲を始めた若月と井子
似た者同士、穏やかで質素な生活に満足していた
そんな生活に、元妻の気配、月イチで若月が作るとこってり料理
元妻の幽霊が家のなかにフラリと現れるとか、、、
自分達を、品種改良と氷まくらと薄い恋と感じる井子
●「月を経る」
緋佐子(48歳)は年下恋人・保(36歳)との自由な?付き合いに満足していた
更年期か生理不順(大量出血)を期に、同棲か結婚かの話しが
二人の会話は、次の扉を開けることができるか
●「あなた」
23年ぶりに単身赴任を終えて帰ってきた夫の整形疑惑
久しぶりの生活に妻が感じる違和感がリアル
●「すげえ泣くじゃん」
甥っ子・一(はじめ)が、3年前失踪した母がアドベンチャーワールドのパンダ返還で泣いていたTVを見て奈良にいると知り、一緒に探してほしいと
僕(叔父・透)は恋人・藍と一と三人で旅に出る
「手を繋いでいても、ほどきたくなることもある」とか、一と透と藍の関係が良い
●「たぶんそんな感じ」
高齢者施設にいた大叔母(若い頃は文化人類学の研究者)
言葉のかわりに口笛で話しをするので施設から姪孫に苦情があり、同居人(詩人)のいる実家に戻る
同居人や大叔母とのそれまでの人生、姪孫の仕事(SMSや情報に振り回されて退職)等を振り返り、前向きに
お読み頂きありがとうございます
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